ジュエリー・バイヤーズ・ダイアリー

2015年11月28日

ファーストペンギン

私の中で、今、ちょっとしたペンギンブームがやってきています。

「あなたはファーストペンギンである。群れの中で率先して海に飛び込む勇気あるペンギンのように、胸を張って堂々と生きろ。」

NHK朝ドラ「あさが来た」でディーン・フジオカさん演じる五代友厚が、ヒロインのあさに告げた言葉です。

衰退産業である両替屋の商いに留まらず、新しい時代の変化に対応するため、九州で新規事業である炭鉱産業に取り組むあさを励ますための言葉です。

また、今週、名古屋からの帰りの新幹線車内で読んだ本のタイトルは「カモメになったペンギン」。

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こちらは、ペンギンたちの世界が舞台となっています。温暖化で氷が解けて、生活しているコロニー(土地)が消滅する危機を認識し、新しいコロニーへの移住を検討していくわけですが、その中では、当然、反対する意見も出てくるわけで、そんな中、どのように組織を変革し、皆の気持ちを同じ方向に向けて、実際に行動していくべきかが8段階のステップに分かれて述べられていました。

現実社会でも、スピードの違いはあるにせよ、同じように環境の変化は起きていると思います。特に、IT業界などは、変化のスピードが速く、日々、新しい企画を立てて、チャレンジしていくことが求められる業界だと思いますので、そこで生き抜いていくのはすごく大変なことだと思います。

一方で、宝石業界や、リユース業界の変化は、IT業界などに比べると、速度は遅いと思いますが、それでも、やはり環境の変化は起きています。

・中国経済の減速による需要の低下→相場下落
・VW排ガス規制問題を発端としたプラチナ相場の下落
・アメリカの利上げ観測が要因の一つとなり金相場の下落

まさに、ペンギン達の住む氷でできたコロニーがゆっくりと時間をかけて溶けていくように、宝飾品、貴金属相場の下落も少しづつ進行しており、まだ底が見えないような状況です。

そんな状況の中、果たして、自分はファーストペンギン、カモメになれるのだろうか…。

それは分かりませんが、唯一、確かなことは、「そうなりたい!なれる!」と思うことがファーストステップだと思いますので、まずは、自分がペンギンの着ぐるみを着て、一生懸命ジャンプしているイメージを持ちながら、今日の夕方の便で、香港に飛び立ってきます。

2015年10月31日

読書の秋

毎年、秋といえば、もっぱら食欲の秋として、来たる厳しい寒さの冬に備え、脂肪を蓄えるという本能に忠実な私ですが、今年は、その本能を知性でコントロールしようと、読書の秋をテーマに、様々なジャンルの本を読んでみました。

そんな中でも、印象に残った1冊をご紹介します。

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「トリツカレ男」

タイトルだけを見ると、なんか怪しい感じを受けますが、「福岡の書店員が選んだ激オシ文庫フェア”ブックオカ”」推薦ということで、小さな勇気を出して読んでみました。

~あらすじ~

ジュゼッペのあだ名は「トリツカレ男」。
何かに夢中になると、寝ても覚めてもそればかり。
オペラ、三段跳び、サングラス集め、潮干狩り、刺繍、ハツカネズミetc.
そんな彼が、寒い国からやってきた風船売りに恋をした。
無口な少女の名は「ペチカ」。
悲しみに凍りついた彼女の心を、ジュゼッペは、もてる技のすべてを使ってあたためようとするのだが…。

小さな街の小さな物語ではありますが、その中には、人として大切な純粋さや、素朴さ、人を想う心があり、人として大切な何かに気付かせてくれるヒントがつまっていました。

NHK朝ドラ「あさが来た」で鶴瓶さんが

「商いに人情は禁物や…」と言うてはりましたが、

日々ビジネスをする中で、疎かになりがちな人情=人と人との繋がりの大切さを感じ、この本を読んでから、私自身、周りの人への接し方も、少し優しくなったことでしょう w

これからも、一生懸命働いて、世の中に貢献する一方で、人として大切な何かを忘れないように、一歩一歩、楽しんでいきたいと思います。

2015年9月27日

正しく食べて、よく動き、ぐっすり眠る。

現在、フィールソーグッドでは、働くスタッフの健康をテーマに様々な仕組みを実験中です。

きっかけは、私自身が一昨年、35歳の節目の年に、様々な心身の変化を経験したことです。

それまでも、ある程度は健康に気をつけてはいたものの、自分の健康を過信し、気付かないうちに無理を重ねていたことが原因で、まさかの帯状疱疹の発症や、スポーツ中の首の怪我から、軽度の自律神経失調症のような病気を患ってしまい、家族やスタッフ、お客様、取引先などに迷惑をかけてしまいました。

また、そうなると、自分の持っている力の半分も出すことができない状態になりますので、仕事の成果も上がらず、落ち込み、ストレスが増えていくというよくない循環に陥ってしまいました。

そこで、それまでの生活習慣を見直し、色々な実験を試みてみたところ、今年に入ってからは、ほとんど体調を崩すことなく、心身ともに良い状態をキープすることができています。

そうしたことから、あらためて健康の大切さを実感したことから、企業が永続的に存続するための大切な1つの要素として、働くスタッフの健康を考えるべきではないかという気付きに至ったわけです。

健康を維持するベースとしては、「正しく食べて、よく動き、ぐっすり眠る」ことが大切だと思いますが、会社でサポートできることとして、「よく動き」=運動習慣を支援することからスタートしています。

具体的には、以下のような取り組みを実験的に実施しています。

1.健康サポート制度~スタッフがより健康的に日々を送ろうするために行う運動、物品の購入などにかかる費用について一定額を毎月補助

2.ストレッチorウォーキング休憩制度~毎日20分間、ストレッチまたはウォーキングを業務の一環として実施

まだスタートしたばかりで、結果は長い目で見ていく必要がありますが、早速、スタッフからのポジティブなリアクションがあり、スポーツジムや、リンパマッサージ、骨盤矯正、温灸、マンツーマンでのストレッチ指導など、それぞれ、意欲的に取り組んでくれており、この先の変化が楽しみです。

このような取り組みは、健康経営として、昨今、注目度が高まっているようです。

実際、正しい生活習慣を身につけて自分を大切にすることは、長く働き続けるうえで、最も必要なことだと思います。

「正しく食べて、よく動き、ぐっすり眠る。」

まずは、運動面でのサポートからスタートして、今後は、食事や睡眠の面でも、何かサポートできることがあれば、取り組んでいければと思っています。

2015年8月30日

再び、つなぐ。

宝石には、限りがあります。

何万年という時間をかけて地球が生成する「自然の産物」は、

人間の手で生み出すことはできないからです。

宝石には、色彩があります。

桃、紅、黄、蒼、緑、水、藤、橙など

石の持つ様々な色彩は私たちを愉しませてくれます。

宝石には、産地があります。

ミャンマー、タイ、スリランカ、ブラジル、マダガスカルなど

生まれた環境によって異なる多種多様な個性を持っています。

わたしたちは、

それらの多様な価値や個性を持つ宝石が一過性のものではなく、

循環し、何代にも渡って受け継がれていく文化の浸透を目指しています。

「素敵な宝石にめぐり会えた」と、喜ぶお客様。

そして、「再び活躍の場を与えられた」と喜ぶ宝石たち。

その喜びをつなぐことが、私たちの使命です。

REGARE JEWELLERS JAPAN


当社オリジナルジュエリーのブランドコンセプトです。

3年ほど前に企画し、時間がかかりましたが、ようやくリリースが見えてきました。

現在、ウェブサイト製作や、商品撮影、デザイン等を進めている段階で、今秋には、皆さまへ商品をご紹介できる予定です。

美しく希少性の高い宝石を中心に、色彩豊かなカラーストーンジュエリーを準備していますので、楽しみにお待ちいただけますと幸いです。

2015年7月30日

夏季相場

福岡では例年よりやや遅い梅雨明けとなり、いよいよ夏本番ですが、宝飾品の相場は、冷え込み気味です 汗

まずは、金・プラチナがここ1ヶ月で約10%下落しました。

国内での取引相場は、為替が123円近辺で安定しておりますので、まだ相場が維持されておりますが、海外のマーケットでは、売りが持続し、価格は下落傾向です。

様々な要因が関係していますが、金については、アメリカの利上げ観測の影響が大きいようです。利上げが実施されると、金利のつかない金を売って、ドルを買おうという流れが加速するためです。

プラチナについては、中国経済の先行き不透明感から、車の生産が落ち込むのでは?という予測などから、その触媒に使われる素材=プラチナは売られやすくなっているようです。

テレビなどで高騰が取り上げられているダイヤモンドも実際には、ここ半年くらい横ばい→下落の流れが続いています。

7月に入り、国際的なダイヤモンド取引指標として使われているラパポートも全面的に相場下落改定しました。具体的な下落幅としては、ラパポート上では5%前後、そして、需給バランスの悪化でさらに5%。合計で10%ほど、下落しているイメージです。

毎年、7~8月になると、欧米の主要なプレーヤー、取引所が夏季休暇に入るため、相場は下落することが多いのですが、今年は、同時にギリシャ債務問題→中国株価下落問題 が発生していて、さらに、市場関係者の気持ちが後ろ向きになっているように感じます。

当然と言えば、当然ですが、そのような地合いの時には、買いたい人より、売りたい人の数が勝り、供給過多になりやすく、実際、全国で開催されている宝飾品オークションでも、出品される数は、過去最多に迫る勢いとなっています。

先行きが不透明にも関わらず、売りたい人が多いので、相場が下がるという結果になっています。

しばらくは、このような市況環境が続くと思いますが、その時々の相場をしっかりと把握し、お客様からのご売却査定ではベストプライスでご提案できるように努めてまいります。

個人的には、相場は上がることもあれば、下がることもあるのが、当たり前ですから、相場の上下に一喜一憂せずに、中庸の心で歩んでいくことが大切かなと考えております。

2015年7月16日

新スタッフ 木村 麻美 の紹介

今年の4月に福岡宝石市場に入社してくれた新しいスタッフをご紹介します。

木村 麻美のスタッフブログ

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何事にも前向きに、積極的に取り組むことができることが長所で、人当たりもよく、また人一倍よく笑います。

前職では宝飾品の販売を第一線でがんばってきた経験がありますので、基本的なジュエリーの知識はありますが、福岡宝石市場では、さらに深い知識や、販売ではなく、買取のために必要な技術が求められますので、日々勉強の毎日を送っています。

まだ20代半ばなので、伸びしろは十分で、今後、自分に磨きをかけて、一流のジュエリーコンシェルジュに成長してくれることを期待し、鍛えております。

7月からは、店頭で接客する機会も増やしておりますので、担当する機会がございましたら、どうぞよろしくお願いいたします。

お客様の期待を超えるサービスを提供できるよう、新人もベテランもスタッフ一丸となって、努力を重ねてまりいます。

2015年6月21日

リユース宝飾品の相場動向

梅雨の季節ですが、福岡はそれほど雨が降らず、水不足にならないか少し心配しています。

さて、今年も折り返しの6月が終わろうとしています。 最近の宝飾品2次流通(中古)市場の動向をレビューします。

1.ダイヤモンド

例年通り、夏に向け、相場は軟調に推移しています。

特に、昨年3割程度、相場が上昇したポインターと呼ばれる1ct未満のダイヤモンドで、D-Fカラー、VVS-VSクラスは、この先、昨年の値上がりの反動で、大きく価格を下げることが懸念されています。

一方で、1ct以上のサイズの石は、昨年、弱い相場が続いたこともあり、今年に入ってからは、底堅い印象です。ただし、中国、インドの需要が強くないこともあり、決して、上昇傾向ではなく、横ばいといった感じです。

2.金・プラチナ

今年に入ってからは、金→横ばい~やや上向き、プラチナ→やや下向き の相場です。 ここ1ヶ月を見ると、金は約+200円/g、プラチナは-100円/g となっています。

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出典元 田中貴金属 日次金価格推移

3.カラーストーン

ルビー→上昇傾向、サファイア→横ばい、エメラルド→横ばい、ヒスイ→下落傾向、パライバトルマリン→上昇傾向、レッドトルマリン→横ばい~やや下落傾向、グリーントルマリン→横ばい~やや下落傾向、血赤サンゴ→上昇傾向

といった感じです。昨年同様に香港での需要が相場牽引の中心になっており、特に、赤色と緑色の宝石に対する需要が、年々、高くなっている状況です。

また、最近では、美しさと同時に、その産地の重要度も高まってきており、ルビー、サファイアのビルマ産、エメラルドのコロンビア産、パライバトルマリンのブラジル産のものは、今後、益々、流通量が減少し、相場は高くなっていくと予想されます。

4.ブランドジュエリー

ここ1~2年、海外からの引き合いも強まり、相場は上昇傾向です。

特に、流通量が少なく、希少性の高いブランドジュエリーは、以前の2割程度高い相場で取引されています。

全体を通していえることは、相場は停滞状態ではありますが、希少性が高く、美しい宝飾品は、市場環境に関わらず、高値で取引されており、良いものと、そうでないものの価格差が、年々、開いていっている印象です。

当店にご依頼いただいた宝飾品について、プロとして、的確なアドバイス、適正査定が提供できるように、引き続き、相場動向を注視していきます。

また、国内だけでなく、海外での市場動向にも、精通できるように、情報収集&現地での市場調査を続けてまいります。

2015年5月17日

100年の価値をデザインする

20代の頃に比べて、読む数は減ったものの、今でも、気になる本は、できるだけ時間をとって、読むように心がけています。

今回は、そのタイトルに惹かれて、読んでみた本を1冊ご紹介します。

100年の価値をデザインする: 「本物のクリエイティブ力」をどう磨くか

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フェラーリやマセラティをデザインし、近年は家具や食器、そして秋田新幹線やヤンマーの農機具のデザインまでを手がける、世界的な工業デザイナー・奥山清行氏。
今でも世界中を飛び回りながら活動を続ける氏だが、自身がこのように活躍できている理由を、「日本人としてのセンスがあったから」だと断言する。-Amazonより-

ものづくりの第一線で世界的に活躍する著者ならではの視点で、日本人がこれからどういう心構えでものづくりと志し、形にしていくべきかが、凝縮された1冊で多くの気付きと、勇気を得ることができました。

特に、山形を拠点に、世界を目標に据え、チャレンジする姿勢やアプローチ方法・戦略、「プレミアムコモディティ商品」を開発すべきという主張など、時代に求めれている要素を的確に捉えていて、とても勉強になりました。

「ものづくり」ということにもう一度、真剣に向き合って、100年先でもしっかりと価値が認められるものを作ることにチャレンジしたいという想いが強くなり、早速、今日から、今後の計画に反映させていきたいと思います。

2015年4月16日

Gem-A認定の宝石学ディプロマ資格へのチャレンジ

4月から英国宝石学協会認定の宝石学ディプロマ資格にチャレンジすることにしました。

米国宝石学会の宝石学修了者に与えられるGIA-GGのタイトル取得が日本で勉強できるのが今年で終了することが発表され、今後は、日本で宝石学の資格を本格的に勉強するには、Gem-A認定の宝石学ディプロマ資格に絞られる状況になりました。

これから、当社に入社してくるスタッフが宝石学を勉強したいと志したときに、自信をもって推薦できる資格かどうかを、私自身が確かめたいという想いがありチャレンジをすることにしました。

また、同時に、これまで実際の仕入れの現場で、失敗を繰り返しながら学んだことを、再度、理論的に学び直すことで、さらにレベルアップができる可能性を感じたことも理由の1つです。

入門コースが1年、上級者コースが1年で合計2年の道のりですので、先は長いですが、できるだけ楽しみながら、継続して勉強を続けていきたいと思います。

またもう1つ新しいチャレンジが・・・

私事ではありますが、4月6日に長男が生まれ、父親になりました。

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まずは、元気に生まれてきてくれたことに心から感謝するとともに、これからは、この子が健やかに育ち、幸せで充実した人生を歩めるように、親としてしっかりとサポートしていきたいと感じています。

2015年3月15日

2015年3月香港ジュエリーショー

2015年3月に開催された香港ジュエリーショーの概況です。

「香港ジュエリーショーは予想通り中国人バイヤーが少なく低調。 中国中産階級には、1カラット以下のダイヤモンド需要が伸びているが、在庫があるために需要は抑制されている。 中国政府の汚職対策によって、疑いを与えるような大粒石の需要は減少。3カラット以上のダイヤモンドは、現在の価格レベルでは流動性が低いまま。 つまり、ダイヤモンド相場の流れを変える展示会にはなりませんでした。それどころか、この展示会で現在の流れが定着していることが証明されました。つまり、取引が低調でディーラーの予想通りだったということです。」 -RAPAPORT WEEKLY REPORT 6 March 2015 より-

例年までは、毎年、年末のセールでダイヤモンドの在庫が減少し、その減った在庫の補充を2~4月に行うバイヤーが多いため、3月の香港ジュエリーショーは、盛況になってきましたが、今回は、ダイヤモンドに限っては、その流れになりませんでした。 中国人のバイヤーも何でも買う時代から、より慎重に品質を価格のバランスを判断する時代になったことが分かります。 また、この先、相場が下がることを予想しているバイヤーが多いため、一旦、様子見のスタンスをとっているバイヤーが多かったことも取引が低調に終わった原因だと思われます。 そして、実際に国際的なダイヤモンド取引の指標に使われているラポポートは、2015年3月14日にほぼ全てのサイズのダイヤモンドの下落を発表しました。

日本国内においては、ドル高円安の流れが続いているため、ダイヤモンドの取引相場はそれほど下落することなく、保たれておりますが、国際的な需要(特に中国、インド)の減少により、今後の見通しとしては決して楽観視できないと思われます。

当社では「ダイヤモンド買取ガイド&サポート」を運営し、ダイヤモンド買取相場の情報公開、売却サポートに力を入れております。

お客様のダイヤモンドを少しでも高くお買取または売却サポートさせていただくためには、ダイヤモンドの相場が高い方が望ましいので、できれば、良い方向に流れが変わってくれると嬉しいのですが、現実には、しばらく厳しい市況が続きそうです。

そのような状況でも、その時の相場でベストなお買取価格の提示、売却のサポートをすることが、私たちの役割ですので、引き続き、お客様満足の追求に努めてまいります。

ダイヤモンド相場の予想は簡単ではありませんが、株などと同じように、上向きの流れなのか、下向きの流れなのか、トレンドを感じることは、ある程度は可能だと思います。現在、お持ちのダイヤモンドをご売却の際には、その時の、経済の動き、為替の動き、株や商品市況もチェックしながら、最終的には、ご自身で納得のゆくタイミングにてご売却されることをお勧めいたします。