ジュエリー・バイヤーズ・ダイアリー

2017年3月 2日

春秋戦国時代

最近、中国・春秋戦国時代がマイブームです。

福岡宝石市場のすぐ近くにある書店カフェ「福岡天狼院」でたまたま見つけた漫画「キングダム」の43巻一気読みから始まり、宮城谷作品の「楽毅」→「孟嘗君」→「管仲」→「子産」とリレー中です。

それぞれの作品に惹かれる人物や名言がちりばめられていて、どの作品も楽しく読めていますが、今のところ最も印象に残っている小説は「孟嘗君」。

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「一言でいえば、孟嘗君は中庸の人である。血風吹きさぶ戦国時代で、その思想を体現したことは、奇異としなければなるまい。書きおえたあと、颯爽の気が机上でしばし韻りやまなかった。」(作者あとがきより)

決して恵まれているとはいえない環境におかれても自分の信念を変えずに、人への思いやりや、仁義、徳などを優先に考え、行動する姿は清々しく人としての極みをそこに感じました。

また「助けてくれた人に礼をいうより、助けてあげた人に礼をいうものだ。」という育ての親である白圭とのやり取りの中に不変の法則を垣間見ることができました。

一方で自分自身を省みると、人への関心や感謝、思いやりなどまだまだ足りていないなぁとしみじみと感じます。小さなことからコツコツとではありませんが、身近なところからコツコツと実践していきます。

今日は天神岩田屋で綺麗な梅の花を見ました。春はもうすぐそこですね。

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