ジュエリー・バイヤーズ・ダイアリー

2020年1月 5日

謹賀新年 2020

皆様おすこやかに新春をお迎えのことと存じます。

本年も引き続き初心を忘れずさらなるサービス向上に努めていきたいと思います。
尚一層のお引き立てとご愛顧の程、よろしくお願い申し上げます。

今年もお店のお正月飾りはぎゃらりぃ島津さんに素敵ないけばなを創っていただきました。

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天井に届きそうな梅の花が「今年は飛躍の一年にしようよ」と語りかけてきているような縁起の良い作品です。

日本をはじめ世界的にもあまり良いニュースが少なく、なかなか前向きな気持ちを持つことがかんたんではない状況が続いていますが、そんな時こそ少し気持ちをプラスに傾けて、「中庸の心」を大切に日々を歩んでいきたいと思っています。

本年も一年よろしくお願い致します。

2019年1月 1日

謹賀新年 2019

皆様おすこやかに新春をお迎えのことと存じます。
本年も引き続き初心を忘れず経営理念をベースにさらなるサービス向上に努めていきたいと思います。
尚一層のお引き立てとご愛顧の程、よろしくお願い申し上げます。

今年は平成が終わり新しい元号が始まる一年となりますが、当店にとっては開店10周年の節目を迎える一年となります。

思い返せば、手探りの状態でスタートし、試行錯誤しながら進んできた10年ですが、運よく良いお客様と誠実なスタッフ、取引先に恵まれこれまで歩みを進めることができました。感謝の気持ちがわいてきます。

もしかしたらもっと上手に会社を大きくすることもできたかもしれませんが、安易に拡大しない勇気を持ち、サービス品質とお客様、スタッフの喜びに重きを置いてやってきたことで理想とする会社に少しずつ近づいている感覚も持つことができています。

これからも自分たちらしいお店、会社は何か?と常に考えて、地道に誠実に取り組んでまいります。

本年も一年よろしくお願い致します。

2018年10月 1日

公式買取サイトのリニューアル

先日、約6年ぶりに公式買取サイトをリニューアルいたしました。

リニューアルのポイントをいくかご紹介します。

1.レスポンシブ対応

サイト構造をレスポンシブに変更し、パソコンから見てもスマートフォンから見ても同じようなデザインでストレスなくご利用いただけるようにしました。

2.委託販売(仲介)

サービス向上の1つとして買取だけでなく委託販売(仲介)サービスを追加しました。

ジュエリーの委託販売(仲介)のご案内

時間はかかっても構わないのでより高く売却したい方や、買取ではなかなか評価が難しい商品を売却希望の方にご利用いただきたいサービスです。

3.カラーストーン(色石)買取相場情報のブラッシュアップ

これまでご好評をいただいたいたカラーストーン(色石)買取相場情報をより充実させました。産地ごとの評価の違いや査定評価の基準、処理についてなど各色石ごとの専門ページを設け、より分かりやすく使いやすい情報を提供していきます。

4.勉強会

社内スタッフ向けに毎月1回のペースで続けている勉強会を開放し、一般の方でもご参加いただけるように勉強会の情報を更新していく予定です。開催日や料金など詳細は随時ウェブサイトに公開していきます。

5.ウェブマガジン

公式販売サイトのほうで掲載していたウェブマガジン「福岡宝石市場Plus」を加筆・修正し、公式買取サイトでも掲載開始しまいした。今後、より良い情報をご紹介できるように更新していく予定です。

その他にも宝石買取の情報だけでなく、宝石に関する様々な情報を提供し、よりお客様に楽しんでいただけるサイトになるように更新していく予定です。

お気づきの点などございましたらお気軽にご連絡ください。

今後とも何卒よろしくお願い致します。

2018年4月24日

それぞれの役割

最近めっきりテレビを見る時間が少なくなりました。

おもしろいと感じる番組がなくなってきているのは、テレビ局の企画力が落ちているのか、自分の好みが変わってきているのか、または両方なのかなんとも言えませんが、そんな中でも見たいと思える貴重な番組があります。

NHKで毎週月曜の夜に放送している「プロフェッショナル 仕事の流儀」。

この番組がユニークなのは取り上げるプロフェッショナルのふり幅が大きいことです。

地方の小さなお店の店長さんから国民栄誉賞を受賞したような人まで老若男女問わず、ある分野で活躍している人にスポットライトをあてて、その方の仕事に対する姿勢や考え方を紹介する番組です。

昨夜の放送は北海道で小さな本屋を営む岩田徹さんが登場していました。

運命の1冊、あなたのもとへ」というコンセプトのもと、その人にあいそうな本をピックアップするサービスを11年も続けていて口コミで評判を呼び、今や3,000人待ちという状態になっているそうです。

このサービスを始めたきっかけはご自身が病気で倒れた時に「町の本屋の役割」を考え抜いた結果、誕生したとのお話でした。

ただ本を買うだけであれば今はアマゾンでも大型書店でも買う手段は多種多彩なので、町の小さな本屋さんで買う理由がない時代。そんな時代に買う理由を自ら作り出したわけです。

しかも料金は本の代金と送料以外に請求しないということでした。おそらくサービスの品質やニーズから考えると、2倍でも3倍でもお金を払いたいという人がいそうですが、あえて本代以外はお金をいただかないところに損得を超えた自分自身の使命や想いを垣間見ることができます。

おそらくそんな目に見えない使命や想いがサービスを利用する人にも伝わって、知人に紹介したいという自然な流れができているような気がしました。

私も一人の経営者として福岡宝石市場の役割って何だろう?とたびたび考えることがあります。

本屋さんと同じようにただ宝石やジュエリーを買うだけであれば、別にうちでなくても大丈夫なので、その中で福岡宝石市場で買う理由をお客様に感じていただけるようにサービスの種類や品質、品ぞろえなどを考え抜いていく必要性を日々感じています。

そしてそのリターンとしていただけるお客様からの声がイメージと合っていれば、それがそのまま自分たちの役割が表れているのかなと思っています。

福岡宝石市場を利用したお客様の声

福岡宝石市場 みんなのレビュー・口コミ(楽天)

これからも自分たちの役割を考えながら、ご利用いただいた方にまた来たい!利用したい!と思っていただけるようなサービスを目指して日々精進していきたいと思っています。

2018年1月 1日

謹賀新年 2018

皆様おすこやかに新春をお迎えのことと存じます。
本年も一層のサービス向上を目指し、社員一同誠心誠意努める覚悟でございます。
尚一層のお引き立てとご愛顧の程、よろしくお願い申し上げます。

本年は当店の動画サービス「福岡宝石市場Plus」でも新年特別バージョンをご用意いたしました。和装でのご挨拶と奥ゆかしい(?)愉快な(?)トークをお楽しみいただければと思います。


YouTube: 着物とジュエリーの日本史、楽しみ方のはなし|福岡宝石市場Plus Vol.11

また、同時に人気のカラーストーン「パライバトルマリン」の動画もアップいたしましたので、合わせてご覧いただければ幸いでございます。


YouTube: パライバトルマリンの品質、価値、処理について|福岡宝石市場Plus Vol.12

昨年スタートした動画企画「福岡宝石市場Plus」も節目の12回を迎えることができました。通常の業務をこなす中での準備は、特に年末の繁忙期など思ったよりも大変でしたが、楽しみながら取り組んでくれたスタッフに感謝です。

内容や構成などまだまだ至らない点は多くありますが、皆さまの宝石選びの一助、宝石に興味を持つきっかけとなることができれば、これに勝る喜びはありません。

本年も引き続き初心を忘れず経営理念をベースにさらなるサービス向上に努めていきたいと思います。

2017年10月 3日

Gem-A ディプロマコース修了

昨日、Gem-A英国本部よりディプロマコースの結果通知が到着しました。

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結果は無事に合格!

やってみようと思い立ってから2年半、なかなか長い道のりでした。

育児と家事、資格の勉強、お仕事と3つのバランスを調整しながらの毎日でした。

特に終盤は、育児と家事、お仕事を減らして資格の勉強のウェイトを上げたため、家族とスタッフには負担をかけてしまいましたが、献身的に協力していただき本当に感謝しています。

また試験対策ではGem-Aアンバサダーの内藤先生と、当社顧問の吉本先生に丁寧にサポートしていただきました。誠にありがとうございました!

今後は、Gem-Aで学んだ宝石学の知識を実務に活かしながら、さらにお客様に喜んでいただけるような商品やサービスの向上に努めていきたいと思います。また後進の育成にも尽力しきたいと考えています。

ブログを見直してみると、ちょうど息子の誕生を機に資格へのチャレンジをスタートしていました。

Gem-A認定の宝石学ディプロマ資格へのチャレンジ

そして私事ですが、8月に娘が誕生し2児の父親となりました。

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息子の誕生でスタートしたチャレンジが、娘の誕生でゴールを迎えるという結果には、偶然とはいえ感慨深いものがあります。

今回で宝石学は修了となりましたが、どうやら次は父親学ディプロマコースが始まったようです。

こちらは最短でも義務教育までと考えて約15年の道のりですね。が…がんばります(汗)

引き続き仕事と家庭・育児のバランスを調整しながら、後に振り返った時に「大変だったけど充実していて楽しかったなぁ」と思えるように日々を大切に一生懸命歩んでいきたいと思っています。

2017年4月 8日

春といえば

春といえば、出会いや別れ、旅立ちの季節だと思います。

当店でもザンビア出身のインド系日本人 モタラ遊ハムザさんの旅立ちがありました。

現在、月に1本のペースで「福岡宝石市場Plus」という動画をリリースしておりますが、この試みを提案したのがモタラさんでした。

とにかく新しいことにチャレンジするのが好きな性質で、その他にも色々なアイデアを発信してくれました。これからも持ち前の好奇心と行動力で個性的な人生を歩んでくれることでしょう。グッドラック!

モタラさん出演のラストフィルム↓

また、少し前にはなりますが、新スタッフ 梅崎さんの加入があり、これからますます福岡宝石市場の雰囲気がよくなっていきそうな予感です。

それから4月6日でうちの息子が2歳になりました。

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これまで大きな病気や怪我がなく、すくすくと成長してくれていて、とても幸せなことだと思います。とにかく食べるのが大好きで、飼育係の妻は大変そうですが、こうして元気に2歳を迎えることができて、感謝しています。これからも協力しながら、できるだけ楽しむことを心掛け子育てに向き合っていきたいと考えています。ハッピー2ndバースデー!

2017年3月 2日

春秋戦国時代

最近、中国・春秋戦国時代がマイブームです。

福岡宝石市場のすぐ近くにある書店カフェ「福岡天狼院」でたまたま見つけた漫画「キングダム」の43巻一気読みから始まり、宮城谷作品の「楽毅」→「孟嘗君」→「管仲」→「子産」とリレー中です。

それぞれの作品に惹かれる人物や名言がちりばめられていて、どの作品も楽しく読めていますが、今のところ最も印象に残っている小説は「孟嘗君」。

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「一言でいえば、孟嘗君は中庸の人である。血風吹きさぶ戦国時代で、その思想を体現したことは、奇異としなければなるまい。書きおえたあと、颯爽の気が机上でしばし韻りやまなかった。」(作者あとがきより)

決して恵まれているとはいえない環境におかれても自分の信念を変えずに、人への思いやりや、仁義、徳などを優先に考え、行動する姿は清々しく人としての極みをそこに感じました。

また「助けてくれた人に礼をいうより、助けてあげた人に礼をいうものだ。」という育ての親である白圭とのやり取りの中に不変の法則を垣間見ることができました。

一方で自分自身を省みると、人への関心や感謝、思いやりなどまだまだ足りていないなぁとしみじみと感じます。小さなことからコツコツとではありませんが、身近なところからコツコツと実践していきます。

今日は天神岩田屋で綺麗な梅の花を見ました。春はもうすぐそこですね。

2016年12月29日

2016年の振り返り

本日は午前中 大掃除をした後、スタッフ全員で納会をして、無事に1年の業務を終えることができました。

2016年は当社を取り巻く市場環境は厳しい年でしたが、お店ではたくさんの良いお客様に恵まれ、幸せな1年とすることができ心より感謝しております。

今年の振り返りとしていくつか挙げてみたいと思います。

1.販売サイトリニューアル&ウェブマガジンスタート

年末に自社販売ウェブサイトをリニューアルいたしました。

宝飾品のリユース・セレクトショップ|福岡宝石市場

デザイン、レイアウトや色を変更し、より使いやすいサイトを目指しました。今後、更にお客様からのフィードバックをいただきながら改善を加えて、よりよいサイトを作り上げていきます。

また、リニューアルに合わせて、ウェブマガジン「福岡宝石市場 Plus」をスタートいたしました。

このサービスはジュエリーをもっと身近に感じて、日々楽しんでいただけるように、宝石の豆知識や、マニアックな情報を1ヶ月に1本のペースで更新していきたいと考えております。

動画についてはトライアル的も部分もあり、好評か否かに関わらず、最低1年は継続してまいりますので、お付き合いいただけますと幸いです。

また、来年からは創業以来コツコツと収集したコレクションの一部も少しづつウェブサイトにアップしていこうかなと秘かに企画中です。

2.出会いと別れ

今年は約4年半の間一緒に働いてくれた瀬戸崎さんの旅立ちがありました。自分の夢にチャレンジするための退職でしたので、今後は彼女らしさを前面に出して、楽しみながら努力して、またいつの日かたずねてくれる日を楽しみにしています。

また、出会いとして、ザンビア出身のモタラ遊ハムザと、宮崎出身の梅﨑さんが新しくチームに加わってくれました。二人ともそれぞれ違った個性を持っていて、また福岡宝石市場に新しい風を起こしてくれています。

会社を運営する上で、チームメンバーが入れ替わることは避けられないことですが、チームとしての共通理念はしっかりと共有した上で、それぞれのメンバーの個性、強みを活かしながら、最高のチームを目指して引き続き努めてまいります。

3.時間の使い方、バランス配分

今年も家庭と仕事、勉強のバランスを最適化することにチャレンジしましたが、なかなか苦戦しました。

特に年末の繁忙期になると、まず優先順位を下げたGem-Aの勉強については、ほとんど手がつかず、お正月を迎える前に、部屋にこもって勉強せざるをえない状態になってしましました・・・。

家庭では、子どもとの共有できる時間をできるだけ増やしたいと思い、仕事の時間を減らしたり、趣味の時間を削ったりと調整したことで、最近、息子が母だけでなく、少し父の存在も認識してくれているような気がしています。引き続き、遊びを通じて成長を見守っていきたいと思っています。

というような感じで、今年もうまくいった点、そうでない点と、色々ありましたが、家族やスタッフが健康で笑顔で新しい年を迎えることができ、ほっと一安心しております。

本年も1年間ご愛顧いただき誠にありがとうございました。

それでは、皆様、良いお年をお迎えください。

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2016年11月24日

LIFE SHIFT-100年時代の人生戦略

最近読んだ本の中でも最も印象に残った本です。

LIFE SHIFT-100年時代の人生戦略

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----以下アマゾン書籍紹介文より------------------------------------------------

みんなが足並みをそろえて教育、勤労、引退という3つのステージを生きた時代は終わった。では、どのように生き方、働き方を変えていくべきか。
その一つの答えが本書にある。100歳時代の戦略的人生設計書。

《本書の主な内容》
●人生はより長く、健康になる。
●エクスプローラー、インディペンデント・プロデューサー、ポートフォリオ・ワーカーという新しいステージが出現する。
●スキル、知識、仲間、評判、健康、生活、友人関係、アイデンティティ、人的ネットワーク、オープンな姿勢が大事。
●労働市場に存在する職種は、これから数十年で大きく入れ替わる。
●100歳になった自分がいまの自分をどう見るかを考える。
●男女の役割分担が変わる。質の高いパートナー関係が必要になる。
●数十年単位での役割の調整が必要。高度な信頼関係と徹底した計画が不可欠。
●各人のアイデンティティが変わっていく。

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この本を読んで、「最近の60歳は若いなぁ」などと感じていた謎が解けました。

つまり昔に比べて平均寿命が延びているので、20年前と今では同じ60歳でも違いがあるようです。

昔は人生80年で60歳といえば、人生の最終局面に入るタイミングですが、これからの人生100年時代では60歳はまだまだ中盤の終わりくらいのイメージが合っているのかもしれません。

寿命が100年になることで長生きすれば、楽しいこと、やりたいこと、幸せなことも増える可能性を感じますが、一方で生きるリスクも考える必要がありそうです。

例えば、80歳まで生きるために必要な蓄えを築いて60歳で引退し、悠々自適の引退生活を送っていたところ、突然「あなたの寿命100歳です。」と言われ、「やばい!わし80歳までの蓄えしかありませ~ん。」となってしまうケースが出てくるかもしれません。

国がある程度サポートしてくれる可能性もありますが、これからの人口減少、少子高齢化時代においては、現実的にそんなに期待しないほうが良いような気がします。

そのような中でどうすればよいのか?

その答えのヒントが多く書かれているのがこの本の特徴です。

個人的には「お金(有形資産)も大事だが、見えない資産(無形資産)も大事。」という内容が心に残り、今後の生き方に反映させていきたいと考えています。

仕事や家庭の中での役割を果たすことで、なかなか長い目で人生を考える時間は作りにくいものですが、たまには普段の生活から離れてじっくりとこれからについて考えてみることも大切だと思いました。