最近読んだ本の中でも最も印象に残った本です。
----以下アマゾン書籍紹介文より------------------------------------------------
みんなが足並みをそろえて教育、勤労、引退という3つのステージを生きた時代は終わった。では、どのように生き方、働き方を変えていくべきか。
その一つの答えが本書にある。100歳時代の戦略的人生設計書。
《本書の主な内容》
●人生はより長く、健康になる。
●エクスプローラー、インディペンデント・プロデューサー、ポートフォリオ・ワーカーという新しいステージが出現する。
●スキル、知識、仲間、評判、健康、生活、友人関係、アイデンティティ、人的ネットワーク、オープンな姿勢が大事。
●労働市場に存在する職種は、これから数十年で大きく入れ替わる。
●100歳になった自分がいまの自分をどう見るかを考える。
●男女の役割分担が変わる。質の高いパートナー関係が必要になる。
●数十年単位での役割の調整が必要。高度な信頼関係と徹底した計画が不可欠。
●各人のアイデンティティが変わっていく。
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この本を読んで、「最近の60歳は若いなぁ」などと感じていた謎が解けました。
つまり昔に比べて平均寿命が延びているので、20年前と今では同じ60歳でも違いがあるようです。
昔は人生80年で60歳といえば、人生の最終局面に入るタイミングですが、これからの人生100年時代では60歳はまだまだ中盤の終わりくらいのイメージが合っているのかもしれません。
寿命が100年になることで長生きすれば、楽しいこと、やりたいこと、幸せなことも増える可能性を感じますが、一方で生きるリスクも考える必要がありそうです。
例えば、80歳まで生きるために必要な蓄えを築いて60歳で引退し、悠々自適の引退生活を送っていたところ、突然「あなたの寿命100歳です。」と言われ、「やばい!わし80歳までの蓄えしかありませ~ん。」となってしまうケースが出てくるかもしれません。
国がある程度サポートしてくれる可能性もありますが、これからの人口減少、少子高齢化時代においては、現実的にそんなに期待しないほうが良いような気がします。
そのような中でどうすればよいのか?
その答えのヒントが多く書かれているのがこの本の特徴です。
個人的には「お金(有形資産)も大事だが、見えない資産(無形資産)も大事。」という内容が心に残り、今後の生き方に反映させていきたいと考えています。
仕事や家庭の中での役割を果たすことで、なかなか長い目で人生を考える時間は作りにくいものですが、たまには普段の生活から離れてじっくりとこれからについて考えてみることも大切だと思いました。
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