ジュエリー・バイヤーズ・ダイアリー

2016年9月30日

Gem-A ディプロマコース スタート

9月末にGem-A ディプロマコースがスタートいたしました。来年6月の試験合格に向けて、コツコツと勉強を続けていきたいと思います。

最初の課題は「フルオライトとルチルの結晶模型を組み立ててみましょう。」とのこと。

事前に配布された218本のストローと、19個のCa原子、32個のF原子、32個のTi原子、42個のO原子パーツを、テキストの解説にしたがって、組み立てていきました。

途中、息子の容赦ない破壊攻撃がありましたが、何とか守り抜き、約1時間かけて無事に完成しました。

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ちなみに、向かって左側がフロオライトの結晶構造模型(八面体、等軸晶系)、右側がルチルの結晶構造模型(正方晶系)です。

なかなかとっつきにくい「原子と結合」や、「結晶構造」について、まずは楽しく模型を組み立てながら、体感してみましょう!というコンセプトは分かるのですが、やはり難しい…。

前回のファンデーション(基礎)コースでも、かなり苦戦した結晶構造の課題に、ディプロマコースの洗礼を受けた感じですが、まだまだ始まったばかりなので、粘り強く続けていきたいと思います。

最後は伝説のバスケ選手が残した言葉を。

ステップ・バイ・ステップ。どんなことでも、何かを達成する場合にとるべき方法はただひとつ、一歩ずつ着実に立ち向かうことだ。これ以外に方法はない。by マイケル・ジョーダン

2016年8月 9日

2016年慰安旅行

大人にも夏休みは必要なのだ!それでいいのだ!

ということで、今年から夏季休暇や有休休暇を使って、交代で10日以上の夏休みをとることにチャレンジしてみました。

先に夏休みをとったスタッフは、とても充実した旅行を楽しむことができたよう(詳細はスタッフブログにて)で、来年以降も、できる限り継続していきたいと思っています。

私の夏休みのテーマは「For The Family」。

普段、家事や育児の負担が大きい妻のサポート。1歳4ヶ月になった息子の成長を見守ること。そして、家族の夏の思い出を作ること。

まずは、熊本地震の復興支援も兼ねて、黒川温泉郷に2泊3日の家族旅行に行ってまいりました。

途中、昼食をとった食堂の横に流れる川で、地元の子供達が川遊びをしていたので、休憩を兼ねて、寄り道。

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おおはしゃぎしてくれるかと思いましたが、慣れない川が怖かったのか、私の足の上に乗って、なかなか下りてくれませんでした・・・。後からは、少しづつ慣れて、少し楽しんでくれたようです。

それから、黒川温泉郷へ。緑が多く、川の流れが清らかなためか、とても涼しい気候で、とても快適に過ごすことができました。

特に、旅館山みず木さんの露天風呂は、泉質、温度、景色など、全て素晴らしく、心からリラックスすることができました。

料理も、美味しかったのですが、胃腸の調子がイマイチだった妻の分まで、はりきって食べてしまい、胃袋さんが悲鳴をあげ、初日の夜だけしか楽しむことができませんでした…反省。

他にも、産山ファームビレッジ で、動物と触れ合ったり、ロッジで休憩したりと、しっかりと休養することができました。

それから、福岡に戻ってからは、日中35度を超えるような猛暑続きでなかなか気軽に外出できないような状況でしたが、天神涼園地2016 や、キャナルシティ、保育園の見学など、普段なかなか行けない場所、家族向けのイベントに出かけて、よい夏の思い出を作ることできました。

今日で夏休みも9日目ですが、息子は相変わらず元気全快で、妻もだいぶ体調がよくなり、家族の笑顔が増え、この夏休みは、とても有意義な使い方ができたかなと思っています。

明日からは、またぼちぼち仕事をスタートさせる予定です。

気持ちを新たに精進したいと思います。

2016年7月31日

37回目の誕生日を迎えて思うこと

7月31日で37回目の誕生日を迎えました。

気が付けば、アラウンドフォーティーです。

小さいとき、アラフォーといえば、かなりの大人、それなりのおっさんに見えましたが、今の小さい子、若い人から見れば、自分もそれなりの大人、なかなかのおっさんに見えているのかなぁ。

実際、分かりませんが、本人だけ若いつもりで勘違いし、周りを困らせるようなイタイおっさんにだけはならないように気をつけたいと思います!

さて、そんなこんなで、37歳の誕生日を迎えたわけですが、28歳で起業して、9年となり、今思うことを少し書いてみたいと思います。

思い返せば、起業を意識したきっかけは、2003年に刊行された「ユダヤ人大富豪の教え」という本を読んだことだったと思います。

「自分の好きなことをやり、ビジネスを持ち、経済的自由人となり、幸せな小金持ちを目指しましょう。」という内容です。

色々と深く考えることが多いのですが、実際は、単純思考の私は、ふむふむ、これはいいぞ、この方向で行こう!と、まともに影響を受けて、それ以降、このような考え方をベースに、人生の選択をしてきたように思います。

その流れで実際に、自分のビジネスをスタートしたわけですが、いざやってみると思った通りにいかないことの連続で、はじめの半年間は午前中はフリーター、午後は社長として2足のわらじを履きながらの生活でした。

そんな状況が続く中で、経済的にも、精神的にもピンチを迎え、ようやく腹をくくって、本格的に宝石の商いをはじめてから、少しづつ状況がよくなっていきました。

そして、それ以来、おかげさまで多くのお客様に恵まれ、会社は順調に成長を続け、ここ2~3年は安定的な業績を維持することができています。

一方で、継続的な課題としましては、「人の育成」があります。

これまで8名のスタッフと縁があり、一緒に働いてくれましたが、その中で今は、3名のスタッフが在籍してくれています。

離職した5名のスタッフは、仕事の相性、人の相性、価値観の違いなど様々な離職の理由がありましたが、いつも思うのは、「もっとこのようにしてあげれば、あの人の力を十分に発揮できたかな。より自分らしく働くことができたかな。」と反省の繰り返しです。

色々な経験を経て、思うことは、大切なのは、自分と相手は似ているところはあっても、やはり違う人間で、自分にとっては良いと思えることでも、相手にとっては、そうでない場合もあるし、考え方も違いや、価値観の違いもあるので、それをどのように折り合いをつけて、1つのチームとして一緒にやっていくのかということなのかなと思います。

理想は、チームとして根本的な価値観は共有しながら、その上にそれぞれの個性を生かしたステージを作って、それぞれが自分らしく、楽しく働くことができたら最高だと思います。

また、もう1つ思うことは、人は自分の人生という旅を続けていて、会社という場所はその旅路の1つなのかなと思っています。

居心地よくて、自宅のような感覚で長いこと滞在してくれる人もいれば、居心地はよいけど、より自分らしい旅を目指して、外に出てチャレンジする人もいるでしょうし、結婚や出産、介護などを機に、旅の日程を調整したい人もいると思います。また、中には、一旦、違う旅路を選んだけど、やっぱり戻りたいという人もいるかもしれません。

そう考えると、「かかわる人をフィールソーグッド!にする」という理念を掲げている当社としては、それぞれの旅路がより充実したよいものになるように、サポート、支援をすることを心掛けていくべきだと思っています。

そのためには、それぞれの選択を尊重できるように、柔軟に対応できる適応力が必要だと感じています。

これからの1年は、そのあたりを意識して、よりよい会社を目指して、努力を積み重ねていきたいと思っています。

今後とも変わらぬご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。

2016年6月24日

英国 EU離脱へ

英国の国民投票結果 EU離脱派が過半数を確保する結果となりました。

いくつかの要因があるようですが、その一つに移民の問題があるようです。

所得の低い国に住む人が、よりよい収入を求めて、英国に押し寄せた結果、地元の労働者の職がなくなり、根強い不満を生み出したようです。

現状で満足している人よりも、何かに不満を持っている人の変えたい気持ち、行動力、パワーの方が強いのだと思います。

今後、英国が実際にEUを離脱するか否かには2年程の検討期間があるようなので、すぐに離脱ということにはならないようですが、短期的には、世界市場に大きなインパクトを与えそうです。

リスク資産と呼ばれる株や、ドル、ユーロなどが売られ、安全資産として考えられている円や、金などが買われる流れが生まれる見込みです。

日本国内のリユース宝飾品の需要は、中国、インドに支えられて来ましたが、円高が大きく進むことで、その支えがなくなり、取引が停滞することが予想されます。

そのため、業界としても、逆風であることには間違いなく、多くの企業が方向転換を強いられることになりそうです。

一方で、EU離脱で良い影響はないのか考えてみると…。

世界経済的には、良いことはあまりないように見えますが、これから、英国が移民を受け入れず、古き良き英国に回帰していくことで、将来に英国らしさを残していくことは、良い面もあるのかなと思います。

経済の規模を目指さず、英国らしさ、強みを活かして、生きていく道を歩む決断をしたわけなので、短期的には、マイナスが大きいかもしれませんが、50年後、100年後に振り返った時に、あの時の勇気ある決断は間違っていなかったと思える日が来る可能性もあるかもしれません。

日本でも、今回の英国の課題は決して他人事ではなく、これから少子高齢化社会を迎え、移民の受け入れなども検討していく局面が来るかもしれないからです。その時に、どんな問題があるのか、どう対処すればよいのか、英国、EUから学ぶことができると思います。

当社にとっても、今回の結果、そして市場環境の変化は、大きな出来事で、おそらく、これから、逆風局面になることが予想されますが、こんな時こと原点回帰し、本来あるべき姿を見つめ直して、歩みを進めていきたいと思います。

2016年5月29日

雨の降る日曜日は美術館へ。

今日は朝から雨模様。そんな日は美術鑑賞にもってこいとのフィーリングで自宅近くの福岡市美術館へ足を運んでみました。

まず、特別展 「物・語ものがたり-近代日本の静物画-」 のフロアへ。

近代日本の画家たちによって描かれた様々な作品があり、興味深く観賞できました。

何より画家という職業に人生をかけた作者の覚悟というか、心意気というか、目に見えない魂のようなものが、1枚1枚の作品に入っているような感じをうけました。自分がこの世からいなくなっても、自分の作品が受継がれていくことは、作者にとって、とても喜ばしいことなんでしょうね。

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川村清雄<梅と椿の静物>-三重県立美術館所蔵-

それから、常設展 「サロンクバヤ|シンガポール 麗しのスタイル」 へ。

シンガポールの伝統的なファッションが展示されていて、その艶やかで、優しい色使いは、とても美しいものでした。

また、18世紀につくられたジュエリーの展示品もいくつかありました。

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セットされているダイヤモンドは、ローズカットやオールドヨーロピアンカット。アンティークならではの優しい輝きが印象的でした。

また、ヨーロッパでつくられたアンティークジュエリーは、14金やシルバーなどの素材が多く用いられることに比べて、プラナカンのジュエリーは、22金くらいありそうな印象を受けました。中国~シンガポールなどのアジア圏の人々の「金(ゴールド)」に対するこだわりが強く反映されて作られているのかもしれません。

このようなジュエリーは、金とダイヤモンドという素材価値だけで評価されるのではなく、アンティークジュエリーとして、歴史的な価値や、美術的な価値、そして、100年以上の時を超えて受継がれてきた希少価値など、様々な価値をもっているもので、これからも、大切に受継がれていくにふさわしいジュエリーだと思いました。

雨の降る日は、たまにはゆっくり美術鑑賞もよいものですね。

2016年4月29日

Gem-A ファンデーションコース修了

昨年4月からチャレンジしているGem-A認定の宝石学ディプロマ資格取得のファンデーションコース(基礎課程)に無事合格することができました!

1月に東京で行われた試験当日は、まさかの大雪で、試験会場までたどり着くのも一苦労でしたし、また、試験のほとんどが記述式で、4時間半の試験途中、手が痺れてきて、途中から書く文字がヘロヘロになってしまったり、試験の時間配分をミスし、一番得意な問題を最後に残したら、時間が足りなくなってきて大慌てしたりと、なかなか大変な試験でした。

自分の感触としては、もしかしたら、再試験の可能性も覚悟していましたが、結果的に、グレードA(正答率86%)という良い成績で合格することができ、ほっと一安心しています。

これもひとえに、自分の努力と才能…ではなく、Gem-Aアンバサダーの内藤先生や、当社のアドバイザーでもある吉本先生の丁寧で的確なご指導のおかげです。この場を借りて、心よりお礼を申し上げます。いつもありがとうございます。

また、試験のための休みをカバーしてくれたり、社内の勉強会などでともに学び、いつも前向きにチャレンジしてくれている当社のGIA.GGの二人にも、感謝しています。

そして、もちろん家族のサポートなしでは、基礎課程とは言え、合格することは難しかったと思います。恵まれていることに感謝です。

昨年4月に生まれた時には、寝返りすらできなかった息子も、1歳になり、今では、公園で鳩を追いかけることができるようになりました。

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子供の成長の早さにはびっくりポンです。

いつの日か父を追い越す日がくるかもしれませんが、その前に乳を卒業する試練を乗り越えなければならないようです。ガンバレ息子!

一方、私は、これから、基礎課程の次のステップであるディプロマコース(上級課程)にチャレンジする予定です。継続して宝石学を学び、現場での実践学と掛け合わせて、よりクオリティの高い仕入れができるように努力してまいります!

2016年3月30日

再び、つなぐ

春がすぐそこまでやってきていることを感じる暖かい日が多くなってきました。

新年度になると新しいことにチャレンジしたくなる方も多いかと思いますが、当社の新しい動きとして、自社ブランドをリリースいたしました。

ReGARE JEWELLERS JAPAN | リガーレ・ジュエラーズ・ジャパン

まだ小さな一歩を踏み出したばかりですが、今後、少しづつ成長させていきたいと思っています。

再び、つなぐ」というコンセプトで、宝石の産地ごとの魅力や、無処理の宝石の美しさ、産出がストップしている宝石の紹介など、リガーレらしい視点・感性で、宝石をセレクトしてまいります。

そして、10年後には、宝石の魅力をより多くの人に感じていただくための、小さな美術館をつくることを目指したいと思っています。

そのためには、まだまだやるべきことがたくさんありますので、CS(顧客満足度)と、ES(従業員満足度)そして、FS(家族満足度)のレベルアップを心掛けながら、日々を大事に歩んでいきます!

2016年2月10日

商品とサービスの品質

昨年の春に長男が誕生して以降、妻の愛情の99%を息子に持っていかれている私ですが、バレンタインデーということで、特別に少し愛情を振り分けていただけるとのことで、お気に入りの洋菓子屋さん「imprestion」の本店を訪ねてきました。

地下鉄「茶山駅」から徒歩20分、福岡市早良区飯倉という土地に本店があります。

フードフィロソフィー宣言

すべての人たちが心や身体に自然を感じ、
そして現状出来る限りのオーガニック素材や自然由来素材を中心とした生産者と共に
食文化の創造と継承を目指します。

いいですね、原材料の産地開示、安心・安全を優先する姿勢、食文化の創造と継承等、これからの時代に求められる理念や取り組みだと感じます。

そして、実際に商品のクオリティも高く、オーガニック等にこだわりすぎて、味の遊びやバラエティがなくなってしまうこともなく、理念の追求と、実際のお客様の好みとのバランスがよく保たれていると感じます。

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ただし、少し残念だったのは、お店スタッフの商品知識や、サービスの品質については、もう少しよくなる余地があるのかなと感じました。

おそらく、商品が良いので、スタッフのレベルが高くなくても、売れるので、接客の教育に重きをおいていないのかもしれません。

また、販売店を福岡だけでなく、東京にも展開されているので、スタッフの教育が追いついていないのかもしれません。

商品を広く世に知ってもらうために、販売網を拡大することは必要なことですが、それと同時に、その良さを伝える人のレベルを比例してアップさせていくことは簡単なことではないように思いました。

それは他社事ではなく、私たちも十分に考える必要がある課題で、専門的な知識が求められる宝石という商品を扱っている以上、むやみに規模を拡大するのではなく、より責任をもって販売ができるように、スタッフの商品知識や、サービス品質の向上が必要不可欠だと感じています。

ただし、規模が小さすぎて、提供するサービスと商品の量が少なすぎても、それそれで問題なので、品質と量のバランスを最適化することが大切なのでしょうね。

これからも、そのあたりのバランスを意識しながら、日々の商いに取り組んでいきたいと思います。

2016年1月31日

日銀のマイナス金利と宝飾品の相場動向

先日、日銀がマイナス金利政策を発表いたしました。

昨年末にアメリカがゼロ金利を解除して、金利を今後、段階的に上げていくという方針を打ち出しましたが、日本は逆に、更に金利を下げるという政策を打ち出し、世界経済に衝撃を与えたようです。

この政策の狙いは、世の中に流通する貨幣(円)の量を増やすことで、物価の上昇、賃金の上昇、企業の設備投資、円安、株高などの連鎖を誘発することだと思います。

実際、一時的ではありますが、政策を発表した後は、ドル円の為替相場が118円→121円となり、日経平均も約600円上昇しました。

まさに、狙った通りの市場の反応と言えますが、実際のところは、そう簡単な話でもないようで、中長期的に本当に効果が期待できるのか、疑問を持っている人も多いようです。

また、日本政府、日銀が描いているように、本当に物価の上昇が安定的に実現するのであれば、貨幣の価値が下がり、モノの価値が上がるということですので、もし、金やプラチナ、ダイヤモンドの売却を検討している場合、できるだけ売らずに持っていた方が、値上がりを期待できることになります。

円安で海外の貨幣価値に対して、円の価値が下がるので、資産を円で保有するより、実物資産で保有したほうが良いという選択が正しい時代になってくる可能性があります。

しかし、日本政府、日銀の思惑通りにいかないのが、海外の情勢です。

実際、金の国際相場(海外取引相場)は、2012年9月をピークに、下落が続いているため、国内の取引相場も、軟調に推移しています。

期間:2010年01月~2015年12月

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青線:海外ドル建価格、赤線:田中貴金属 税抜参考小売価格

出典:田中貴金属ウェブサイトより

ダイヤモンドやプラチナ、色石(カラーストーン)なども同様に、中国などの需要減退に比例して、相場が下落しています。

そこがなかなか難しいところで、「物価が上がるから、売らずに持っておこう。」という選択が必ずしも正しいとは言えないわけです。

では、今後はどのような展開になるのか?

それは、予想が難しいところですが、2020年の東京オリンピックを控えて、国内の経済が力強く成長するか否かは、今年が正念場となるのではないかと、市場の参加者は考えているようです。

私たちも、よくお客様に「今は売り時ですか?」とよく聞かれますが、正直分からないので、極力、起こった過去の事実だけをお伝えするようにしています。そして、先のことは予想が難しいこともお伝えし、その上で、現在の相場を元に適正な査定ができるように努めております。

「木を見て森を見ず」→「木をみて森も見る」を心がけ、現場の視点を大切にしながらも、世界経済の動向など大きな視点からも学び、日々の商いに励んでまいります。

2015年12月28日

2015年の振り返り

2015年は、本日28日(月)が最終営業日でした。

今年も、たくさんのお客様に恵まれ、おかげさまで、とても充実した1年とすることができました。ありがとうございます。

一方で、個人的には、来年に持ち越しの課題が多く、反省点の多い1年となりました。

いくつか振り返ってみると・・・。

・プライベートと仕事のバランス配分

4月に息子が生まれ、今までの仕事中心のライフスタイルから、子育てを取り入れたライフスタイルにバランスを変更することにチャレンジしました。結果的には、11月までは比較的、時間に余裕があり、休日を家族で過ごす時間にあてるなど、うまくできた点もありましたが、年末の忙しい時期になると、ほとんど休みがとれず、子育ての時間を作ることができず、妻の負担も大きくなってしまった点については、今後の課題に感じています。

基本的には、父親は家の外で、楽しく、誇りを持って、仕事に打ち込んでいる後ろ姿を見せるのが一番大切だと思っていますが、それでも、子供が日々成長するこの時期は、とても短く、かけがえのない貴重な時間だと思いますので、来年はもう少し一緒の時間を作れるように、バランス調整をしていきたいと思っています。

・人材育成

4月に新しくスタッフが入社し、育成に力を注ぎましたが、結果的に、私の人間力が足りず、退職することになってしまい、反省点の多いチャレンジとなりました。また、それに関連して、スタッフとのコミュニケーション不足から社内の隠れた課題も表に出てきたことで、心が折れそうになり、つらい時期もありました。でも、その過程で、自分自身と向き合い、そして、スタッフと向き合い、話し合うことで、結果的に、お互いの違いを認め、色々とあるけど、全て受け止めて、また前に進もうと思えたことは、少しだけ人間的に成長できたのではないかと感じています。引き続き、七転び八起きの精神でがんばりたいと思います。

・健康

やはり何よりもまず、健康であることが、よりよい社会人生活を送る基本だと思い、今年から、ストレッチ休憩制度や、健康サポート制度を導入しました。結果は長期的に見ていく必要がありますが、以前よりも、働くスタッフの状態が良いように感じますので、良い結果に繋がるものと期待しています。

また、個人的には、「グルテン」と「糖質」を抑えた食事に切り替えたところ、半年くらいかけて自然に体重が5キロ落ちて、病気になりにくい体質になり、肩こり、腰痛などの仕事の疲れも、以前より軽減されました。

具体的には、グルテンを含む小麦製品(パン、パスタ、ピザ等)と、精製された砂糖(上白糖)を極力控え、代わりに、大豆製品(豆腐、納豆等)、ナッツ類(アーモンド、カシューナッツ、ピスタチオ等)、オイル(オリーブ油、アマニ油、ごま油等)を積極的に摂取する食生活を心掛けました。

お米(ごはん)は、体内でブドウ糖に分解されるそうなので、ストイックに糖質制限する方は、食べない人もいるようですが、その他のお米に含まれる栄養素や食物繊維は腸に必要だと思いますので、私は、半分くらいに量を減らすイメージで食べるようにしています。

また、一番、驚いたのは、今まで油はカロリーが高い!食べるとは太る!という思い込みを持っていましたが、実際には、油には、良い油とそうでない油があり、良い油を食べると、逆にやせるという事実が分かったことです。

スポーツの世界でも男子テニス世界一のジョコビッチ選手の著書「ジョコビッチの生まれ変わる食事」を皮切りに、ボクシング世界チャンピオンの井岡選手「小麦断ちで王者ボディ」、ドイツサッカーの名門ドルトムントの選手「子供のときの食事でケガは減らせる!」など、実際に実践し、結果を出している選手が多くなってきているようですので、今後、ますます注目度が高くなりそうです。

医学的に、あまり詳しいことは分かりませんが、比較的、気軽にチャレンジできることなので、一生懸命運動しているけどダイエットできない人や、何となく仕事がうまくいかない人、夜の寝つきがよくない人など、まずは3週間!試してみてはいかがでしょうか?(※安心してください、何も売りつけません(笑))

などなど、振り返ってみると、近年では、最も変化の多い1年でした。

良かったこと、うまくいかなかったこと、色々ありますが、きっと今後の人生の糧になってくれると信じ、引き続きチャレンジしていきたいと思っています。

また、今年は私が現場を離れる時間を増やしましたが、現場のスタッフが一丸となって、サービス改善・向上に努めた結果、ご利用いただいたお客様からいただく声、評価がさらによくなってきている点は、とても誇らしいことだと感じます。

お客様の声(自社運営サイト)

お客様ショップレビュー(楽天市場内)

本年も1年間ご愛顧いただき誠にありがとうございました。

それでは、皆様、良いお年をお迎えください。

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