ジュエリー・バイヤーズ・ダイアリー

2007年11月10日

目標・方向・計画



本日は、今後2年間の自分の目標、方向、計画などを紙に書き出してみました。


「あなたはビジネスで成功したいですか?それとも人生で成功したいですか?」


間違いなく、私は、人生の成功を目指しています。


ただし、今の自分に足りないことが数多くありますので、優先順位をつけて確実に達成していきます。


まずは、やはり今年の8月に起業した会社・ビジネスの基盤を固めること、そこからの収入レベルを引き上げること(=社会のお役にしっかりとたつ会社にすること)の優先順位を上げて、取り組んでいきます。


しかし、私達の目標はビジネスの規模を大きくすることではありません。


規模の拡大の罠にはまって、ビジネスで成功したけど、人生トータルで失敗しているような成功者を多くみてきました。


私達が目指すのは、人生トータルでの成功です。とらわれず着実に実践していきます。


そして、もちろん私生活の目標も、定めました。


いくら口ではいいことばかりを言っていても、自分の身近な人間さえ幸せにできない人間には、結局何もできないと思います。


なので、こちらも必ず目標を達成すべく日々大切に歩んでいきます。


あと、細かいところで言うと、英語の完全習得は必達目標なので、こちらも手を抜かず、気を抜かず、肩の力を抜いて、日々取り組んでいきます。


2007年11月 9日

通関@マルタ



本日はマーティンさんと、朝8時より、ヴァレッタの港に到着したコンテナの中の車を外に出して、輸入検査を行う現場を見学しにいきました。


マルタに到着した船はベルゼブージアというフリーポート(自由港)がある町に着いた後、トラックでヴァレッタのヤードまで輸送され、そこで荷下ろしと、輸入検査などを実施するのだそうです。


今日は、12台くらいの40フィートコンテナが荷下ろしを待っておりました。


マーティンさんは今回は、8台(2コンテナ)を日本の業者から輸入しておりました。


ヴィッツ、ファンカーゴ、キャミ、アトラスなどの車でした。ただ、今回の業者は日本のオークションから仕入れて、自社で何も手を加えずにダイレクトで送ってくるので、車の状態が悪いことが度々あり、困っているそうです。


もう1社別の会社はオークションで仕入れた後、自社でエンジンルームや室内の清掃などをやってから送ってくれるので、トラブルも少ないとのことでした。


エンジンルームや室内の清掃などはそれほどお金のかかることでもありませんが、するのとしないのでは、受け取る側の気持ちが大きく違ってくるので、大切なことだなと感じました。


また、今回は8台中、残念ながら1台のフロントガラスが、輸送中に割れて、悲惨な状態になっておりました。


基本的には、海上保険で、この損失はカバーされないので、輸出業者の負担となるケースが多いようです。気をつけねば・・・。


車をコンテナから出した後、通関のスタッフの方からのチェックを受け、車を倉庫に移動(運転)するお手伝いをしました。


その後、また通関のスタッフの検査があり、警察の方の検査(盗難車チェック)があり、今日はお昼過ぎに全て完了しました。


わずか4~5時間の間でしたが、実際に車が輸入される現場を見ることができたのは、すごくいい体験でした。


また、マーティンさんから日本にいてはまず知ることのできない貴重な情報を教えてもらえたことも幸運でした。


マーティンさんは、こちらの中古車輸入協会の役員も務めているので、色々な法律(輸入規制)などにも詳しく、とても頼りになる方です。


実際にビジネスをスタートさせるには、いくつかクリアすべき課題(支払いサイクルや、会員制度に関して)がありますが、できることを前提にしっかりとやっていきたいと思います。


急いで大を成すことを望んではならない。急いで目的を達することにとらわれてはならない。悠々、一歩一歩、仕事を楽しみ、その日その日を楽しみつつ、力強くやっていくことによって、与えられた運命は必ずひらけてくる。


松翁論語より


2007年11月 8日

選択@マルタ



昨日のマーチンさんとの打ち合わせは、有意義な時間となりました。


彼は、もともとアパレル関係のお店をマルタで2店舗展開していたのだが、今はそれを他人に任せ、日本車の輸入専門でビジネスをしている人です。


もともとは、自分用の車を日本から個人輸入して、それを町で乗っていると、友達から自分のも買ってくれと頼まれることが多くなり、ビジネスにしたのだそうです。


2002年ころに、新聞に広告を載せたところ、電話がかなりかかってきて、大変だったそうです。


今は、一時期のピークを乗り越えて、月に10~20台前後の車を輸入して、個人売りと業者売りをしているそうです。


規模的にも、輸入ビジネスの経験値的にも、こちらのパートナーとしては申し分のない方だったので、とても幸運な出会いでした。


ただ、問題があり、基本的にマルタはとても狭い国なので、それぞれとうまく取引していく形態を良しとしないような慣習があるようなのです・・・つまり、Aさんと一緒にビジネスをするのであれば、Bさんとの取引は諦めなければならないのが普通みたいです。


私としては、以前にブログに書いたエリックさんとも、いい関係を築きたいし、今回のマーチンさんとも取引をしたいのですが、どうなんでしょう・・・。


まあ、いずれにせよ、それぞれに黙ってだましだまし仕事をしていくのは、個人的にもあり得ないので、しっかりと話をしてみて、決めたいと思います。


相手から受けるより多くのサービスを与え、何ほどかの余剰を相手に残そう、という心構えが大切である。


松翁論語より


2007年11月 7日

ホームページ更新



本日は、一日宿泊先でホームページの更新作業や、在庫情報の更新作業などを行いました。


http://feelsogood.jp/reuse/


インターネットがあれば、世界中どこにいても仕事ができるので、便利な時代になったなぁと改めて感じました。


前職でウェブ業界(モバイル業界)にいたので、その可能性、インパクトは肌で感じていましたが、個人的には、インターネットはあくまでも一つの道具としてうまく活用するといったスタンスでおります。


アナログとデジタル。リアルとバーチャル。


それぞれを全く別のものとして扱うのではなく、それぞれのよさを活かして、融合させていくことができれば、理想の状態じゃないでしょうか。


現在もインターネットを使って、世界中の人へ日本車を販売しておりますが、やはりインターネットだけではその信頼性に限界があるということを強く感じました。


特に新品ではなく中古となれば、なおさらです。


以前に、仕事でインターネット通販でブランド品を月に数千万販売したことがありますが、やはり売れるのは新品ばかりでした。


それを改善するためには、インターネットで足りない信頼感をリアルの営業で補っていくことも1つの方法だと思い、今回直接、現地へ足を運んだ次第です。


また逆にインターネットが使えない時代だと、リアルで営業してそれを日本に持ち帰り、電話とファックスを駆使して、何とかビジネスをしていくしかなかったのですが、今は、インターネットというツールを使うことで、現地にいながら、こうして仕事をすることもできます。


リアルに依存しすぎず、バーチャルにも依存しすぎない。


まさに中庸の精神で、歩んでいくことを心掛けています。


これから、以前にお会いした輸入業者さんと夕食しながらの打ち合わせです。


せっかくの機会なので、できるだけ楽しめるように、がんばりたいと思います。


いずれにせよ、本気で、英語勉強しなければ・・・。


2007年11月 6日

歩き方@ライフ



賢者はまず未来を描き、それから逆算して、今すべきこと積み上げる。


愚者は、ただひたすらに現在を積み上げて、未来に乗り遅れる。


同じ現在を積み上げるにしても、現在からのアプローチか、もしくは未来からのアプローチかで得られる結果が全く違ってくるといったことを聞いたことがあります。


お世話になっているくるまやさんの社長さんも、「物事はまず結果から考えるとうまくいく」ということをおしゃっておりました。


確かに、今まで付き合った成功した経営者(経済的)は、すでに自分の中で理想の状態がイメージできている人ばかりでした。


それ故に、現在とのギャップに苦しんだり、周りから見たら、たんなる妄想にすぎないと思われたりするのですが・・・。



理想をイメージすることと、日々の行いを積み上げること。



結局この作業の繰り返しでしか、目的地につく方法はないのかもしれません。


まずは、自分がどこに行きたいのか、何をしたいのか、誰と生きたいのか、どう生きたいのか、などをイメージする必要性を感じる今日この頃です。


私は、どちらかというと、これまで有言実行よりは無言実行を美徳として生きてきました。


人は、何を言ったかではなく、何とをしたかが重要だと思うからです。


また、言ったことが実現できなかったら、かっこ悪いという恐れも同時にあるように感じています。


それがゆえに、何を考えているのか分からない・・などのお言葉を頂戴することを度々ございます。


でもそのために、大切な人へ心配をかけるのは、いけてないと思うので、少しずつ自分の考えを、目指す道を言葉にしていきます。


うまくいかなくても、焦らず、ただ自分の志にしたがって、日々少しずつの努力を積み上げよう。


2007年11月 5日

正規ディーラー@マルタ



本日は、なかなかいく機会が作れなかった正規ディーラーのショップをバスでまわってきました。


まずは、三菱の正規販売店に行き、店に入ると、元気のいいおっちゃんと、難しい顔をしたおじさんの二人が、奥の部屋から飛び出してきました。


いきなり「キャナイヘルプユー?」ときたので、なんといっていいか分からず「私は日本で、三菱の車に乗っています。」と答えると、不思議そうな顔をしていたので、「まあ、車が好きなので、車の値段が知りたいんだ」と言うと、なんとか「OKOK」といってくれて、一通り車の説明をしてくれました。


最後に名刺を渡されたので、こちらも渡さないと失礼かなと思い、私のカードを渡しましたが、後で、私が中古車の輸出業者だと分かって怒りそう・・・説明している間も、中古車が安くで入ってくるので、新車の価格も下げざるを得ないんだとか言ってたし・・・


まあ、もう会わないだろうからいいか。


次は、バスに乗って20分。トヨタの正規店に行きました。


さすがに、世界のトヨタだけあって、お客さんの数も、スタッフの接客(教育)も、レベルの違いを感じました。


店に入ると背の高いきれいなお姉さんが、整った微笑を浮かべて、「キャナイヘルプユー」ときました。


今回は、「今日は、一通り自分で車を見たい」と答えると、ご自由にどうぞという感じで、あとは自由に車に乗ったり、写真をとったりさせてもらえました。


トヨタは、車が売れたから、このサービスが後からついてきたのではなく、このサービスありきで、車が売れるんだな~と感じました。


最後は、日産の正規店にいきましたが、ここはイマイチでした。


背の高くて、太ったおじさんが、こちらをいかがわしそうな目で見ながら、一応、客だから接客するかみたいな感じでした。


当たり前のことを当たり前にできるお店と、できないお店で、結果が明確になってくる様子が今日だけでも、目に見えて分かりました。


トップ企業のサービスが一番、クオリティが高いという現実では、いつまでたっても2番手、3番手はだめですよね。


私達も、サービスを提供する側の人間として、常に自分達を省みながら、日々取り組んでいかないといけないと感じました。


肝心の車の相場などですが、簡単に言うと、日本の売値よりもかなり高い価格で売られています。これは、マルタ政府が輸入車(新車、中古車)にかなり高い登録税を課しているためです。(詳細は企業秘密ということで。笑)


今日も、非常にいい情報を得ることができました。やっぱり動くって大切ですね。


動く→考える→動く→考える→(繰り返し)


あと、2週間の滞在ですが、最後までしっかりとやり遂げたいと思います。


2007年11月 4日

GOZO@マルタ



本日は、トニーさんと、昨日会った語学留学生の2人とマルタの北に位置するゴゾという島に観光に行ってきました。


マルタも日本に比べるとかなりのんびりとした時間が流れる島(沖縄に似ています。)が、ゴゾはさらにマルタよりも時間のゆっくりと流れるリゾート地です。


今日は日曜日ということもあり、本島からゴゾに向かうフェリーも多くの観光客でいっぱいでした。


幸い天気が最高によくて、最高の観光日和でした。


マルタの海は底まで透き通って見えて、すごくきれいな海(地中海の真ん中に浮かぶ島)です。


空もどこまでも青く、人が心豊かに生きていくためには、こんな環境に身をおく時期もすごく大切だなと感じました。


前職では、窓のない閉ざされた空間で、外の太陽の降り注ぐ様子をみては、「こんな日は、仕事せずにどこかへでかけないと人生、損してるよな~」とか思っていました。まさにその通りだと思いました。


ゴゾでは、トニーさんが色々な観光スポットにつれて行ってくれました。


一緒にいった留学生の二人も楽しんでくれたみたいでとてもよかったです。


また明日から気を引き締めて、ベストを尽くしたいと思います。


ストイックな準備と、気楽な実行力!!


2007年11月 3日

Englsih@マルタ



マルタには、ヨーロッパから多くの語学留学生が訪れます。


以外に思うかもしれませんが、スペイン、イタリア、ドイツ、フランス、ロシアなどから英語を学ぶために短期~中期でマルタに留学をしにくるのです。


現在、宿泊している宿にも、イタリアの女性がいて、この人は英語を学んでケニアに渡り、ボランティアをするそうで英語学習に対するモチベーションがかなり高く、素晴らしい方です。


そして、今日はそのイタリアの方と同じスクールに通う日本人女性2名とお昼をご一緒させてもらいました。


お二人とも3ヶ月間、こちらで学校に通っている途中なのですが、全ての授業が英語なのと、文法などの説明も全て英語なのでかなり大変だとのことでした。


また、マルタはそれほど遊べるところもなく、だいぶマルタに対してお腹いっぱいな感じだとのこと・・・確かに・・・


英語を何が何でもものにしてやる!っていう人か、英語はまあまあで、とにかくゆっくり休養したい・・・っていう風に、自分のスタンスをしっかりと決めて取り組むのが大切みたいです。


私も、こちらで中古車販売会社の方をはじめ、多くの人と話す機会がありますが、英語を自由自在に扱えないもどかしさはすごく感じています。


私が、話すといいたいことがたくさんあるんだけど、表現がうまくできないので、文章がめちゃ長くなってしまいます・・・


1つの文章を言って、通じないので、また言い方を変えて、さらに繰り返してとやっていると自分でも何が言いたいのか分からなくなり、相手を困らせたことも何度もありました。


まあ、おそらくヒアリング能力はだいぶ高まってきている(と信じたい)ので、数字や相手のいいたいことは大体分かるようになってきているので、後は、スピーキング能力の向上です。


そのためには、とにかく話さないといけないんですよね~。勇気をもって、実践やるのみです!


2007年11月 2日

七転び八起き@マルタ



前に進もうとすれば、その人にあった課題が目の前に現れる。


前に進みたくなければ(=現状維持)、何もせずそこにいれば、何も起きない。


ただ、おもしろくない。感動がない。


感動のない人生は、タバスコのきいていないチリソースのようなものだと思う。


感動が欲しければ、自分で動いて、自分で悩んで、自分で感じていくしかない。


毎年24時間テレビのマラソンを見て、感動して、よし自分も何かを始めようと思う人は多いと思う。でもその気持ちは続かない。


なぜならば、その感動はただその人の頑張りに心が共感しただけで、本当に自分の心のそこから生まれたものでないからだ。


もちろん、何かを始めれば、予想していなかった問題や期待に反する出来事も起こる。


特に新しいことであれば、転ぶ回数も人より多くなる。


でもそこで、歩みをとめてしまう人と、その先にある何かをつかむために歩き続ける人の違いが、後に大きな違いになってくるような気がします。


未来は、その日その日(=現在)の積み重ね。


がんばろう。


2007年11月 1日

はじめの一歩@マルタ



本日は、マルタ初日に打ち合わせをしたエリックさんと2回目の打ち合わせを行いました。


夕方5時のアポイントだったのですが、6時になっても現れず、もしかしたら来ないのかな~と思って待っていました。


でも、マルタに来る前に佐藤さんから「1・2時間の遅刻や、時間のずれはマルタ人にとって差ほど問題でない」とのマルタ人のアポイントの感覚を聞いていたので、あまりカリカリすることなく待つことができました。


すると、6時半に遅れたことを謝りながら、迎えにきてくれたので、よかったです。


それから、近くの大きなホテル(私の滞在しているのは、めちゃ小さなホテル)に移動して、打ち合わせを開始しました。


まずは、私が1週間のマルタ販売店めぐりでゲットした情報を一通り、提供して、その後お互いの希望や問題点などを1つ1つ解決していく話し合いとなりました。


ただ、私自身が他の大手の業者などをまわる中で、他と同じことをやっていても勝ち目ないことを肌で感じていたので、だめもとでその考え、思いを伝えました。日本語で言うとこんな感じのことです。


「私達は、これから輸入を始めるので当然、後発になります。すでにマルタには月間100台近く輸入しているような圧倒的な強者が存在しているので、そこと同じやり方で、同じ商品を売っていても、絶対勝ち目がないし、おもしろくありません。私がマルタで車を買うとしたら、同じ車でもあなたからではなく、モンテベロ(強者)から買います。なぜならば、モンテベロのほうが実績と信用があるからです。したがって、私達は、彼らとは全く違う車を扱うべきじゃないでしょうか?そうすれば、マルタ市場にてオンリーワンの存在になることができるので、勝負できると思います。たとえば・・・・」


と、カタコトの英語で話をして、ある車の写真を見せると、エリックさんが・・・


「I think so.And this car looks so Good!I like it!」と、予想以上にいい反応を示してくれました!


その後は、トントン拍子に話が進み、結局この車4台と、別の車4台の合計8台のオーダーをうけることができました!


1ヶ月半前から、マルタの市場や、規制、輸入方法、現地の税制などについて粘り強く調べてきた成果が、ようやく現れて本当にうれしい瞬間でした。


まあ、その喜びを英語でうまく表現できないので、「Thank you so much.I am happy」ぐらいしか言えないのがいけてないですが・・・


ただし、これはスタートラインにたつことができただけですので、これからが本当に大切になってきます。


特に、マルタに輸入したことのない車両に関しては、マルタの輸入規制の仕様を満たしているかを徹底的に確認する必要があるのと、その他、スケジューリングや船の手配準備など、クリアすべき課題がまだまだあります。


課題に取り組んでいく中で、もしかしたらこの車は輸出自体ができなくなく可能性も否定できません。(検査仕様がすごく複雑なのです・・・)しかし、やってみないことには、何も分かりませんし、学べません。


だから、一歩一歩着実に、課題に取り組んでいきたいと思います。