ジュエリー・バイヤーズ・ダイアリー

2014年11月30日

カラーストーン相場動向

毎月月末になると「会」と呼ばれる宝飾品のオークションが集中するため、出張が増え、慌しい日々を送っています。

今月も、名古屋や東京、博多などのオークションに出席してまいりました。

今回の相場で印象に残ったのは、「エメラルド」と「サンゴ」の相場上昇でした。

以前から、このブログでもご紹介している通りエメラルドはとても需要が高く、高値で取引されているのですが、今回は、よりその傾向を強く感じました。

たとえば、1~2年前の相場では、綺麗なもので1ct当たり10万円程度の相場で取引されていましたので、仮に2ctのサイズだと、約20万円の相場で取引されていたものが、最近では、1ct当たり20万円を超えることが珍しくなくなってきています。2ctで約40万円。高い・・・。

当店で33万円(税込み)で販売している以下のリングがありますが、こちら1年以上前にウェブにアップしたものですので、現在の相場では、「会(オークション)」で30万円程度の相場で取引される可能性も十分に考えられそうです。

しばらく価格そのままの予定ですが、この調子が続くようであれば、いずれ価格の見直しもありえますので、綺麗なエメラルドお探しの方は、今のうちかもしれません!?

Eshop_22000000441051エメラルド1.548ct ダイヤモンド計1.68ct Pt900/K18 リング

また、サンゴも同様に、また2ヶ月ほど前から、需要が高まっています。おそらくニュースで騒がれている影響などもありそうで、こちらは、より中国景気の影響を受ける宝石ですので、今後の相場動向に注意が必要です。

この調子で中国向けの輸出が続くと、長期的には、枯渇する可能性が高い為、大きくて綺麗なサンゴをお探しの方は、今のうちに入手されることも選択肢の一つかと思います。

以上のように、日本国内では、相変わらず、中国向けの宝石の需要が高い状態が続いておりますが、中国の景気見通しも、決して楽観的な見方だけではありませんので、今後、どのような相場が形成されるのか注視が必要な動向が続いています。

以上、2014年11月カラーストーン相場動向でした。

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