5日間のお休みをいただき、富士河口湖~箱根周辺の美術館と温泉をめぐる旅に行ってきました。
まずは、静岡富士空港経由で河口湖へ。
ちょうど梅雨入りが発表されたため、富士山を見ることはできないかと心配しておりましたが、雲の切り目から、幻想的に浮かび上がる富士の姿を拝むことができました。
それから、河口湖のほとりにある、山梨宝石博物館 を訪れ、多種多様な宝石の原石、カット石を見てまいりました。
中でも、ブラジル産のアクアマリン約140ctの美しさと、そのサイズに驚きました。
比較的、大きなサイズも産出されるアクアマリンですが、100ctオーバーのサイズは稀で、さらに美しさを兼ね備えているものとなると、非常に希少性が高く、はじめて目にしました。
さすがに、ルビーやエメラルド、サファイアなど、高価な色石では、美しいものは展示されておらず、全体的に、展示品の迫力には欠ける内容ですが、それでも、多くの種類の宝石を一度に見ることができる点においては、宝石のことがよく分からない方など初心者の方にとっては、よい博物館だと思いました。
それから、箱根に移動し、箱根ラリック美術館 へ。
アール・ヌーヴォーとアール・デコの時代を駆け抜けた宝飾とガラス工芸作家、ルネ・ラリックの作品が展示されている美術館です。
展示されている作品は、彼の作品の中の一部ではありますが、それでも、宝飾品という域を超えた、美術品と呼ぶにふさわしいオリジナルの作品を見ることができ、自分が持つジュエリーの概念を、よい意味で破壊することができました。
ほとんどの作品は、石や素材としては価値の低いものが使われているのに、それらの組み合わせと、独特なデザイン、精巧な作りの技術で、唯一無二の宝飾品が出来上がっていることに驚きました。
またそれにふさわしい美術館全体の雰囲気やスタッフの対応、自然との共生など、穏やかな気持ちで一日中ゆっくりと過ごせる、とてもよい美術館です。
いつか当社でも、このような美術館を作ることができたらいいな~と少し夢見ることができました。
最後は、ポーラ美術館 で、ピカソや、モネ、シャガールなどの名画を鑑賞し、福岡に戻ってきました。
4泊5日の旅行日程でしたが、普段とは違った環境に身をおき、芸術と美術、自然のエネルギーを浴びて、とてもリフレッシュすることができました。
来年は、海外へチャレンジしてみたいと思い、そのために、しっかりと仕事をして、世の中の役に立ちたいと思います。
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