ジュエリー・バイヤーズ・ダイアリー

2014年3月15日

2014年3月香港ジュエリーショー

3月上旬に世界的に注目度の高い香港ジュエリーショーが開催されました。

今年は、実際に会場に足を運ばなかったので、現場の温度感を直に感じることはできませんでしたが、ダイヤモンド等を販売した結果や、同業者の方からの情報、ラパポートのレポート等によると、総じて、期待通りの良い結果だったようです。

以下、ラパポートレポートからの抜粋。

・GIA レポートの付属する商品の需要は全体的に堅調。
・0.30ctから0.50ct、Hカラーダウン、VS-SIクラスのダイヤモンドに根強い需要。
・大きめの石も好調。
・トリプルエクセレントカットのダイヤモンドが堅調で、品薄。
・ファンシーカラーダイヤモンドが人気。
・オーバル、クッションなどのファンシーシェイプの需要が堅調。
・中国人バイヤーは、価格に対して慎重で、価格に敏感だが、活発に動いている。

今年から、材料(ルース等)と製品で会場が分かれて、その影響で、昨年より出展者が約500社増えたことで、全ての出展者のブースに、良質なバイヤーが来ないことによるデメリットが懸念されていましたが、交通等に大きな支障はなく、比較的、人の流れもスムーズだったようです。

ただし、全ての出展者が素晴らしい成果を得られたわけではなく、やはり場所によっては、バイヤーが足を運びにくい場所などもあったようで、期待通りの結果を得られない出展者も少なくなかったようです。

日本でもトレンドは、国内販売よりも、海外での展示会での販売が主流になってきているので、海外のジュエリーショーへ、多くのサプライヤーが進出をしています。

インドや中国のバイヤーの購買力を見ていると、国内のバイヤーに比べて、大きく上回っているのが現実ですので、その流れは仕方がないのかもしれません。

だからと言って、何の戦略も持たずに、ただ海外へ進出しただけでは、短期的には、利益が生まれたとしても、長期的な成功を生むことは難しいと思います。

当社でも、フィールソーグッドらしい商品、価格、海外進出戦略を考えて、準備をしていきたいと考えております。

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