毎月開催されるオークションに出席するため、名古屋、東京に行ってきました。
円安の影響で、貴金属、ダイヤモンドの値上がりが顕著に見られる最近の相場状況ですが、それ以上に、綺麗で大粒の色石(カラーストーン)の相場も、上昇が続いています。
特に、中国で人気の高い宝石「ヒスイ」や「サンゴ」の相場が3年ほど前からすると、150~200%くらい高くなっている印象です。
今回のオークションに出品されていた商品で特に気になった商品を少し紹介。
1.ヒスイ(石目なし)ダイヤモンド プラチナリング→落札価格約300万円
2.深みのあるブルーカラーと、抜群の透明感が美しいスターサファイア ダイヤモンド プラチナリング→落札価格約100万円
サイズに関わらず、特に品質の高い、美しい石については、鉱山も、産出量が激減していることもあり、中古の宝飾品にセットされている石への需要が年々高まっているようです。
また、色石は、ルース(裸石)の状態では、加工の手間や工賃を考えると、業者間取引においても、敬遠されることも多いのですが、その中でも、希少性の高いものや、品質の高いものは、製品の状態と同じように評価されて、取引されます。
当店でも、今後は、ルース(裸石)の状態でも、適正査定ができるように、宝飾品を創る力を身につけ、磨きをかけていきたいと思います。
今回の出張では、なかなか思い通りの仕入れができず、反省すべき点も多いものとなりましたが、これを次回以降の仕入れの糧にしていきたいと思います。
また同時に、どこのオークションでも、資金力、経験などの面で、圧倒的な強者が存在しますので、その方々と正面から戦わずに、自社の強みに特化して、できるだけ戦わずに勝つ方法も考えていこうと思います。
まだまだ学ぶべきことが多くあります。
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