本日、鑑別書付のアレキサンドライト2.57ct、ダイヤモンド1.05ctのプラチナペンダントの店頭査定をご依頼いただきました。
パッと見た瞬間、あまりの美しさに「合成アレキサンドライト?」と思いましたが、信頼できる宝石鑑別機関の鑑別書付でしたので、検査してみることにしました。
一通りの鑑別を行った結果、やはり合成の可能性が高いことが分かりました。
決定的なのは、鑑別書に記載の石のサイズと、実際の石のサイズに、若干の違いがあることでした。
つまり、天然のアレキサンドライトがセットされた状態で、鑑別書を作成した後で、メインの石を、合成石に付け替えている可能性が高いということです。
お持込いただいた方は、誰かに騙されたのか、または知っているのか、今となっては、分かりませんが、鑑別書、証明書が付属しているだけでは、100%信頼できるわけではないということが分かる事例でした。
宝石は美しいものが価値が高いのは当然なのですが、美しすぎるものは、要注意です。
天然のものなので、何かしらの、天然らしさが内部、外部に残るのが当然なので、それらを、しっかりと見て、冷静な判断を心がけていきたいと思います。
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