先日、とあるオークションで見つけた、真珠のリング。
http://www.used-jewelry.jp/products/detail2400.html
センターのセットされた真珠が真円でなく、やや楕円で、不思議な色合いでしたので、何となく魅力を感じて、やや高めの価格で仕入れたところ、鑑別結果が「海水産天然真珠」。
つまり、養殖で作られたパールではなく、天然の貝の中で生まれたパールということになります。
現在、流通しているパールの99%以上は養殖真珠だと思いますので、宝飾品に使用できる品質、サイズの天然真珠となると、かなり希少性が高いものです。
イメージ的には、ルビーやサファイアなどの非加熱、エメラルドのノーオイルに近いかな。
しかし、真珠といったら、養殖が当たり前なので、「天然真珠」という響きに、価値を見出せる方が、どれだけいるのかは、未知数です。
一般の方よりも、真珠の専門業者さんや、鑑別機関で働く方など、プロフェッショナルな方々のほうが、魅力を感じるかもしれません。現に、鑑別を依頼した中央宝石研究所の担当者の方は、かなり興味をそそられていたようです。
いずれにせよ、とても珍しいものであることには変わりがありませんので、大切に扱っていきたいと思います。
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