ジュエリー・バイヤーズ・ダイアリー

2012年8月11日

バイヤー泣かせの一品

ジュエリーの買い付けなどの際に、商品を評価する必要がありますがその流れは・・

地金の評価(計算)→石の評価→デザイン、希少性などの付加価値の評価→最終的な評価額

となります。

その中でも、ファーストステップ(基本)になるのは、地金部分の評価になりますが、この部分がとても難しい商品が中にはあります。

例えば、先日仕入れたこの商品↓↓↓

こはく 象モチーフ 18金 ペンダント・ブローチ【中古】

Eshop_212811
こはくの部分まで含んだ総重量で43.0gあります。

枠は18金なので、まずは、こはくの重量を引いて、地金部分の重量を算出する必要があるのですが、こはくの重量の刻印などはなく、不明なので、予想するしかありません。

こはくは、意外と軽いものなので、それほど重量はないような気がするのですが、かなりのサイズ、厚みなので、それなりの重量はありそうだな~と、商品を見ながら、悩むわけです。

結局、大体の重量を予測して、こはくのデザイン性などの加味して仕入れましたが、果たして正しい評価なのか??未だに、確信が持てていません(笑)

最終的には、枠からこはくを外して、重量を計測すればいいのですが、一度、外すと、元に戻せない造りになっていましたので、そのままで販売することにしました。

まあ、とても細工が綺麗で、珍しいものなので、気に入っていただける方とのご縁があればよいのですが。

意外と、金の重量だけでも、けっこうな価値かもしれないですよ。

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