ジュエリー・バイヤーズ・ダイアリー

2010年3月11日

天神プレイス



最近、引越しを検討していて、仕事の合間を縫って、物件探しをしています。



今日は、当店がテナント契約している天神プレイスの賃貸マンションを見学させてもらいました。



▼天神プレイス▼


http://www.tenjinplace.com/



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場所が天神にとても近いわりに、とても静かな場所で、住環境も整ったいいマンションです。




商業施設の充実度は、まだまだですが、ホテルや、レストラン&カフェ、洋服屋さんなど、クオリティ重視のショップが入居しています。




▼ホテル天神プレイス▼


http://www.hotel-tenjinplace.com/



▼ザ・アクアテラス▼


http://r.tabelog.com/fukuoka/A4001/A400104/40019127/



▼ペルスポルティーヴォ▼


http://www.persportivo.net/



▼福岡宝石市場▼


http://www.feelsogood.jp


http://www.fsg-gem.com


http://www.japan-gemstone.com



家賃も、立地条件がいい割には、それほど高くなくて、契約状況を見せてもらったら、150戸ほどの部屋数の中で空室は10戸もありませんでした。



探し物は、意外と足元(すぐ近く)にあるものだな~と思いました。前向きに検討したいと思います。




さて、今日もそんなところで、午後7時になろうとしています。これから後片付けと、戸締りをして帰りたいと思います。


2010年3月10日

強み



今日は朝から荒れ模様。



当店は、天神プレイスの中庭=2つの建物の間に位置しているので、風がとても強いです。



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こんな日にも関わらず、ご来店いただいたお客様に感謝しております。



今日は、当店の強みというものについて、考えてみました。



古物業界および宝石業界は、一般の人にとって、日常的に接するものではなく、どちらかというと非日常的な業界=よく分かりにくい業界だと思います。



また、その「分かりにくさ」という歪みを利用して、適正以上の利益をあげようとする会社も実際に存在する世界です。



そこで、当店では、インターネットを通じて、可能な限り情報を公開し、できるだけ透明性のある商売をするように心がけています。



そうすることで、それを見たお客様に、少しでも安心感をいただいていただき、宝石・貴金属を売ったり、買ったり、作ったりをもっと気軽に楽しんでいただければと思っています。



当たり前のことですが、誠実に商売を行うことが、当店の強みの1つであり、またその上に積み重ねた「信用」が一番の財産だと考えています。



しかし、その目に見えない信用という財産が、一番大切でありながら、一番脆いのが現実です。



人間は弱い生き物なので、少し油断すると、目の前の利益に惑わされて、もっと大きな将来の財産(信用)を失ってしまうことが、多々あると思います。



順調に物事が進んでいるときほど、調子に乗らず、「まさか」に備えていきたいものです。




さて、今日は、朝一番に1オンスのカナダ・メープルリーフコインの買取をさせていただきました。



http://www.feelsogood.jp/2010/03/24-21-35ca.html



数年勤めた会社を、寿退社される際に、社長さんからいただいたそうです。



今回、どうしてもお金が必要になり、ご売却をいただいたのですが、そういうお金が必要なときに、すぐに現金に換えられるものを、感謝の気持ちとして、送ってくれた社長さんの心意気というか気配りが、何となく伝わる温かい一品でした。



スクラップにするのは、あまりにももったいないので、違う使い道を考えたいと思います。悪天候の中、ご来店いただき、ありがとうございました。


2010年3月 7日

ディレクターズスーツをオーダー



同じ天神プレイスでお店を構えるペルスポルティーヴォの石原さんにスーツのオーダーをお願いしていて、昨日は、その仮縫いの日でした。



昼間の準礼装として使えるディレクターズスーツという種類のスーツです。



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これまで一度、セミオーダーメイドで、スーツを作ったことがあるのですが、本格的なフルオーダーメイドのスーツは今回が初めてで、完成がとても楽しみです。



何事も費用対効果を常に考えてしまう私としては、結婚式で使うスーツをレンタルする場合、一日で、数万円かかってしまうことに、納得ができず、それならば、この先をずっと使えるオーダーで作ったほうがいいということで、今回、お願いすることにしました。



自分の身体にフィットするスーツを着る喜びを実感できると思うと、とても嬉しい気持ちになります。



ジュエリーでも、フルオーダーのご依頼をいただくことがありますが、今回、自分が注文する立場に立ったことで、頼む側の気持ちがよく分かりました。



この経験も、今後に生かしていきたいと思います。



今日は日曜日なので、天神地区も人がたくさんです。



その中でも、都会の隠れ家というコンセプトを持つ、ここ天神プレイスは、比較的静かです。



お近くにお越しの際は、是非お気軽にお立ち寄りください。では。


2010年3月 6日

勉強会



昨日は、月に一度のランチェスター勉強会に参加してきました。



同じ業界の先輩方をはじめ、異業種の方の色々な話を聞けて、毎回、楽しませてもらっています。



中でも、ハルマチ質店の吉積兄さん(?)のエネルギーレベルの高さには、いつも驚かされます。



1ヶ月前にお会いしたときは、「私にはツイッターは向いてないわ~」と話していたのに、今回は見事にツイッターを自分のものにしていました。



新しいものにチャレンジする心の”若さ”と”柔軟性”、これだ!と思ったものに、とことん突っ込んでいく突破力! 日本代表のフォワードに推薦したいくらいです。



もちろん失敗も普通の人の倍以上あるんだろうけど、それを乗り越えてきているので、人のしてのパワー(エネルギー)が半端ないと思います。



ちょうど、ドラゴンボールでサイヤ人が、死にそうになって、そこから復活すると、戦闘力がアップしているように、失敗を経て、どんどん強くなっているのもしれません。



周りの人からは、異端児扱いされることもあるようですが、個人的には、とても真っ当な考えをもった人だと思います。(まだそんなにたくさん話してないからかもしませんが。)



何よりいつも元気なのが、いいですね!勉強になります!



さて、現在、3月末に結婚を控えていらっしゃるお客様の結婚指輪の準備の最終調整中です。



なかなかお客様のイメージ通りにリングを仕上げることができず、手直しの最中ですが、何とか、最後には喜んでいただけるように、尽力していきます。



では。


2010年3月 1日

遺品の査定



本日は、地元の弁護士さんからのご依頼で、宝石・貴金属の遺品の査定見積もりをさせていただきました。



お話をお聞きすると、亡くなられた方は、相続人や、後見人などもいないため、不動産や家財、貴金属など、全て売却し、売却でできたお金は、国庫金として、国が全て徴収するとのこと。



最近は、身寄りのないお年寄りも増えているので、今後、こういうケースが増えていくんでしょうね。



何より、たくさんの財産に囲まれていても、この世を去る時に、一人ぼっちというのが、とても寂しいです・・・。



いざそうなってから、後悔しても遅いので、日々の営みの中で、周りの人を大切に思い、接していかなくちゃいけないなと思いました。




さて、2月末に集中していた買い付けも一段落し、今週から、随時、ウェブサイトにアップして、販売していこうと思っています。



明日は、ダイヤモンドルース17点ほどアップします。乞うご期待!



非加熱ルビー・サファイア・ダイヤモンドなど販売


2010年2月26日

買い付け@福岡



東京から福岡に帰ってきました。



東京での収穫は、宝石・貴金属を10数点買い付けしてきました。整理して、近日中にご紹介いたします。



あと、東京滞在中は、不規則な食生活で、久しぶりに口内炎ができました。。。痛い。



今週はまだ土曜日・日曜日と、宝石・貴金属の買い付け(市場)があるので、忙しい日が続きますが、3月に入ってからは、ウェブサイトの更新のほうに注力していきます。



また、明日もがんばろう。


2010年2月23日

東京滞在



仕事で、東京に来ています。



取引先にご挨拶に行ったり、宝石の市場に商品の買い付けに行ったりと、あわただしい出張です。



今回は、先日の下関市場での反省を踏まえ、よりしっかりと下見をして、明日のセリ本番に万全の体制で臨みたいと思っています。



「これは買いだ!」と思った商品を、自分を信じて、一歩踏み込んで買いにいくことが、明日のテーマです。



不思議なもので、


「もう少し安く買いたいな~」


「この値段でいいのかな・・・」


とか、不安や弱気な気持ちで、買いにいった商品は、買えないことがほとんどです。



失敗を恐れずに、気合を入れて、買いにいくことが、とても重要(というか最低条件)なようです。



これまで振り返ると、まず負けないこと(損をしないこと)を最優先に考え、リスクを避けて、無難な買い付けをしてきたように思います。



リスクをとらないことで、目先の”損”を避けることができますが、同時に、バイヤーとしての成長もあまりないわけです。



商売人として、人として、もっと成長するために、まだまだたくさん失敗もして、苦い想い、悔しさを味わうことが、自分には必要だと思います。



ストイックな準備と気楽な実行力



です!



とブログを書きながら、明日に向けて、自分を奮い立たせようとしているわけです。



文章を書きながら、「うんうん、そうだ、そうだ。」と、自分に言い聞かせています。



そんな感じで、しっかりと休んで、明日、気合を入れてがんばりたいと思います。


2010年2月17日

仕入れ



商品の買い付けのため、山口県下関に来ています。



今回は、約3000点の商品の中から、仕入れたい商品を選び、自分で決めた値段を入れていきます。



わかりやすい商品もあれば、見る人によって、評価が色々と違ってくる商品もあって、毎回、勉強をしながらの買い付けです。



自分の得意分野の商品を中心に値段を入れていくのですが、それだけでは、進歩がないので、今までの守備範囲外の商品にも、少しづつチャレンジしています。



少しでもいいものをご紹介できるように、しっかりとベストを尽くしたいと思います。



では。


2010年2月10日

古いダイヤモンド鑑定書



先日、査定・買取をさせていただいたダイヤモンドについていた古い鑑定書です。



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カットグレードの表記はなく、カラーが「H~I」、クラリティが「VVS1」、蛍光性は「Moderate blue(適度な青?)」



縦て爪のプラチナの枠から取り外し、中央宝石研究所でソーティングを取得しなおした結果は、カラー「J」、クラリティ「VVS2」、カット「VERYGOOD」という結果でした。



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古い鑑定書(特に知名度の低い鑑定機関発行のものなど)の場合、このように現行グレードでは、各グレードが下がってしまうケースが多々あるので、査定させていただく際も、ある程度、それを見越しての査定となります。



ただ、今回は、実際にダイヤを見て、とても綺麗だったので、「I-VVS1-VERYGOOD」というグレードが出ることを期待して、一歩踏み込んで査定させていただきました。



結果は、上記のように、期待より少しグレードが下がってしまいましたが、あくまでも4Cというグレードの問題で、ダイヤ自体は相変わらず、すごく透明感とテリがあって綺麗ですし、大きさも、6mm前後の直径なので、ボリュームもあり、いいものなので、全く後悔のない、いい査定・買取ができたと思っています。



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ダイヤモンド ルース 0.750ct J-VVS2-VERYGOOD


婚約指輪でも、オリジナルのペンダントでも、色々と使いやすいバランスのとれたダイヤだと思います。



和歌山にお住まいのお客様からのご依頼でしたが、たまたま福岡に来られる機会があり、その際に当店にご相談いただいたことに、とても感謝しております。良いものなので、大切に商いをさせていただきます。ありがとうございます。



さて、今日もそんな感じで、閉店5分前になりましたので、そろそろお店を閉めて帰りたいと思います。



最近は、帰りは、自宅まで30分歩いて帰っています。いい気分転換と運動になります。


2010年2月 7日

感覚



今日は、お店にある植物達を、お店の外に出して、日光浴させました。



太陽に光と、朝の空気を吸って、元気になったようです。



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さて、今日は、「Pm」という刻印が入ったネックレスチェーンの査定依頼がありました。



「古いものなのですが、買取できますか?」ということで、商品を拝見させていただきましたが、チェーンの留め金の部分に「Pm」という刻印が入っているだけで、品位(プラチナ900や850)の表示がありませんでした。



通常、一昔前に作られた「Pm」のみの刻印の商品の場合、プラチナ800か850であることが多いため、今回も、そのくらいの品位のものかな~と思い、それくらいの品位のプラチナ製品として、査定させていただこうとしました。



ただ、見た目に比べて何となく軽いな~と違和感を感じましたので、比重計で測定したところ、なんと測定不能との結果になりました。



そして、ある方法で、検査してみると、プラチナでない可能性が高いことが判明。



お客様には、そのことを告げ、丁重にお断りさせていただきました。



査定・買取をさせていただく中では、色々な商品がありますが、まず初めに感じた感覚的なものを大事にすることが大切です。



見た感じ、触った感じ、そのものの持つ雰囲気・空気。



そして、その次の段階として、その感じた感覚が正しいものなのかどうかを、ルーペや、その他の機材を使って検証していくわけです。



その道の達人によると、機材すら使わず、感覚だけで、金額を出せる人もいます。



私自信、まだまだ学ぶべきことは多くありますので、日々勉強の気持ちで、精進していきたいと思います。