無色のダイヤモンド相場が軟調な動きを見せる中、カラーダイヤモンドの相場が10年間、上昇し続けています。
特にこの1~2年で、ピンクダイヤモンドの相場が約30%、ビビットイエローダイヤモンドの相場が35%、低品質のイエローダイヤモンドが約10%、ファンシーブルーダイヤモンドの相場が約35%上昇しました。
理由としては、カラーダイヤを好む中東やアジアの投資家の需要が高まったこと、それに伴い、カラーダイヤを扱うバイヤー、サプライヤーが増加したことが大きな要因です。
一方で、投資家の関心がさめてしまった場合に起こる急激な相場の下落=バブル崩壊を心配する声も少なからず聞くことができます。
このカラーダイヤモンド相場の上昇、人気がこのまま続くのか、または、一時的なバブルなのか、相場の行方に注意が必要です。
個人的には、希少性が高い、サイズの大きく、色が鮮明なカラーダイヤモンドについては、今後も、価格が上昇し続けるだろうと考えています。
カラーの鮮明さはもちろんですが、今後は、クラリティの高さについても、重要度がより増してくるものと思います。
11月に世界最大のオレンジダイヤモンドがクリスティーズのオークションに出品される予定です。
オレンジ(Ⅱ型)、VS1、ペアシェイプカット。予想落札価格は、17億~20億円となっています。
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