ジュエリー・バイヤーズ・ダイアリー

2012年12月 5日

天然?合成?エメラルド

Ccf20121128_0000


とても綺麗なエメラルドグリーンの色合いが美しいペンダントの鑑別書です。

鑑別結果「天然エメラルド」と表記されています。

しかし、この商品を中央宝石研究所へ鑑別依頼してみると・・・

Ccf20121128_0001


恐ろしいですね~、鑑別書が付属するからと言って、100%大丈夫というわけではなく、大切なのは、どの鑑別機関が発行した鑑別書なのか?が重要です。

その判断基準としては、宝石鑑別団体協議会(通称A.G.L)のメンバーであれば、一定以上の信頼はおけると思います。

http://www.agl.jp/publics/index/9/

AGL加盟機関の中でも、ダイヤモンドのグレーディングが甘い機関があったり、色石の鑑別機材が不足していて、高度な検査をすることのできない機関がありますが、少なくとも「合成」を「天然」で鑑別書を発行したりすることはないと思います。

一般の方が、宝飾品を買われる際には、できれば、商品に付属している鑑別書、鑑定書を発行している機関が、どのくらい信用できる会社なのかを、インターネット等で、調べていただくのが確実ですが、なかなか判断が難しい場合もあるかと思います。

その場合には、信用できる販売店、販売スタッフから、商品を購入することが大切ですね。

当店も、確実な情報公開と、誠実な商品説明を心掛け、お客様に安心して、お買い求めいただけるように、これからも、努力してまいります。

コメント

コメントを投稿