宝石・貴金属のお買取の商いをしていくうえで、何が最も大切で必要な能力か?と聞かれたら、迷わず
「目利き力」と答えます。
そして、その「目利き力」は大きく2つに分かれます。
1つ目はモノを見る力、2つ目は人を見る力
1つ目のモノを見る力は、宝石の真贋を見分ける力や、そのモノの価値を見極める力です。
2つ目の「人を見る力」は、その人が信頼に足る人物かどうかを見分ける力です。
特に、2つ目の「人を見る力」は、とても身につけるのが難しいのですが、お買取の商いを続けていく上では、最も重要な力と言っても過言ではないと思っています。
その方の声質、声のトーン、話し方、人相、服装、持ち物、雰囲気、立ち居振る舞い、態度などを良く見て、信頼できるか否かを、会って、数分の内にジャッジする必要があるわけですので、カンタンなことではありませんが、モノを見る力以上に、大切な能力です。
私も、これまで幾度となく、目先の小さな利益に目がくらみ、本質を見落として、失敗をしたことがあります。
その度に、反省をして、二度同じ過ちのないように、十分に心がけてきてきたわけですので、それなりの「目利き力」はついてきたと感じていますが、まだまだ修行が必要だと思っています。
ゆくゆくはあの人は「人の目利きの達人だよね」と言われることを目指して、これからも努力を積み重ねていきたいと思います。
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