ジュエリー・バイヤーズ・ダイアリー

2011年6月21日

時代の流れ



中国、インドの経済発展に伴い、これまで日本が世界から集めていた宝飾品の数々がすごい勢いで、海外に出ていっています。



業者間のオークションでも、3年前とは買い手の顔ぶれがずいぶん変わってきていて、最近、勢いのあるバイヤーのほとんどが、海外向けの商いをしています。



こういう状況が続けば、いつかは日本から「よいもの」がなくなりますので、できれば、「よいもの」が国内に留まるように、日本のお客様に、販売を続けていきたいという気持ちがありますが、やはり大きな時代の流れというものは、そんなにカンタンに変わるものではないですね。



8ヶ月ほど前に、仕入れた大きなエメラルドのペンダントも、先日、上海行きが決まりましたが、うれしさと、寂しい気持ちと複雑な心境でした。


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色々と感じることはありますが、自分たちで変えることのできない時代の流れや、環境に、嘆いたり、悲観的になるよりも、その変化に柔軟に対応していくことが、大切なことなのだと思います。



また、これからはもっとグローバルな視点、考え方を持つことが大事になると思っています。福岡→九州→西日本→日本→アジア→世界。


常に広い視野で物事を考えることを心がけたいと思います。



最近は雨ばかりの毎日ですが、そんな中でもお越しいただいたお客様一人一人に満足していただけるように、日々努力を積み重ねていきたいと思います。では、また。


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