ジュエリー・バイヤーズ・ダイアリー

2007年11月

2007年11月 2日

七転び八起き@マルタ



前に進もうとすれば、その人にあった課題が目の前に現れる。


前に進みたくなければ(=現状維持)、何もせずそこにいれば、何も起きない。


ただ、おもしろくない。感動がない。


感動のない人生は、タバスコのきいていないチリソースのようなものだと思う。


感動が欲しければ、自分で動いて、自分で悩んで、自分で感じていくしかない。


毎年24時間テレビのマラソンを見て、感動して、よし自分も何かを始めようと思う人は多いと思う。でもその気持ちは続かない。


なぜならば、その感動はただその人の頑張りに心が共感しただけで、本当に自分の心のそこから生まれたものでないからだ。


もちろん、何かを始めれば、予想していなかった問題や期待に反する出来事も起こる。


特に新しいことであれば、転ぶ回数も人より多くなる。


でもそこで、歩みをとめてしまう人と、その先にある何かをつかむために歩き続ける人の違いが、後に大きな違いになってくるような気がします。


未来は、その日その日(=現在)の積み重ね。


がんばろう。


2007年11月 1日

はじめの一歩@マルタ



本日は、マルタ初日に打ち合わせをしたエリックさんと2回目の打ち合わせを行いました。


夕方5時のアポイントだったのですが、6時になっても現れず、もしかしたら来ないのかな~と思って待っていました。


でも、マルタに来る前に佐藤さんから「1・2時間の遅刻や、時間のずれはマルタ人にとって差ほど問題でない」とのマルタ人のアポイントの感覚を聞いていたので、あまりカリカリすることなく待つことができました。


すると、6時半に遅れたことを謝りながら、迎えにきてくれたので、よかったです。


それから、近くの大きなホテル(私の滞在しているのは、めちゃ小さなホテル)に移動して、打ち合わせを開始しました。


まずは、私が1週間のマルタ販売店めぐりでゲットした情報を一通り、提供して、その後お互いの希望や問題点などを1つ1つ解決していく話し合いとなりました。


ただ、私自身が他の大手の業者などをまわる中で、他と同じことをやっていても勝ち目ないことを肌で感じていたので、だめもとでその考え、思いを伝えました。日本語で言うとこんな感じのことです。


「私達は、これから輸入を始めるので当然、後発になります。すでにマルタには月間100台近く輸入しているような圧倒的な強者が存在しているので、そこと同じやり方で、同じ商品を売っていても、絶対勝ち目がないし、おもしろくありません。私がマルタで車を買うとしたら、同じ車でもあなたからではなく、モンテベロ(強者)から買います。なぜならば、モンテベロのほうが実績と信用があるからです。したがって、私達は、彼らとは全く違う車を扱うべきじゃないでしょうか?そうすれば、マルタ市場にてオンリーワンの存在になることができるので、勝負できると思います。たとえば・・・・」


と、カタコトの英語で話をして、ある車の写真を見せると、エリックさんが・・・


「I think so.And this car looks so Good!I like it!」と、予想以上にいい反応を示してくれました!


その後は、トントン拍子に話が進み、結局この車4台と、別の車4台の合計8台のオーダーをうけることができました!


1ヶ月半前から、マルタの市場や、規制、輸入方法、現地の税制などについて粘り強く調べてきた成果が、ようやく現れて本当にうれしい瞬間でした。


まあ、その喜びを英語でうまく表現できないので、「Thank you so much.I am happy」ぐらいしか言えないのがいけてないですが・・・


ただし、これはスタートラインにたつことができただけですので、これからが本当に大切になってきます。


特に、マルタに輸入したことのない車両に関しては、マルタの輸入規制の仕様を満たしているかを徹底的に確認する必要があるのと、その他、スケジューリングや船の手配準備など、クリアすべき課題がまだまだあります。


課題に取り組んでいく中で、もしかしたらこの車は輸出自体ができなくなく可能性も否定できません。(検査仕様がすごく複雑なのです・・・)しかし、やってみないことには、何も分かりませんし、学べません。


だから、一歩一歩着実に、課題に取り組んでいきたいと思います。