ジュエリー・バイヤーズ・ダイアリー

2016年7月

2016年7月31日

37回目の誕生日を迎えて思うこと

7月31日で37回目の誕生日を迎えました。

気が付けば、アラウンドフォーティーです。

小さいとき、アラフォーといえば、かなりの大人、それなりのおっさんに見えましたが、今の小さい子、若い人から見れば、自分もそれなりの大人、なかなかのおっさんに見えているのかなぁ。

実際、分かりませんが、本人だけ若いつもりで勘違いし、周りを困らせるようなイタイおっさんにだけはならないように気をつけたいと思います!

さて、そんなこんなで、37歳の誕生日を迎えたわけですが、28歳で起業して、9年となり、今思うことを少し書いてみたいと思います。

思い返せば、起業を意識したきっかけは、2003年に刊行された「ユダヤ人大富豪の教え」という本を読んだことだったと思います。

「自分の好きなことをやり、ビジネスを持ち、経済的自由人となり、幸せな小金持ちを目指しましょう。」という内容です。

色々と深く考えることが多いのですが、実際は、単純思考の私は、ふむふむ、これはいいぞ、この方向で行こう!と、まともに影響を受けて、それ以降、このような考え方をベースに、人生の選択をしてきたように思います。

その流れで実際に、自分のビジネスをスタートしたわけですが、いざやってみると思った通りにいかないことの連続で、はじめの半年間は午前中はフリーター、午後は社長として2足のわらじを履きながらの生活でした。

そんな状況が続く中で、経済的にも、精神的にもピンチを迎え、ようやく腹をくくって、本格的に宝石の商いをはじめてから、少しづつ状況がよくなっていきました。

そして、それ以来、おかげさまで多くのお客様に恵まれ、会社は順調に成長を続け、ここ2~3年は安定的な業績を維持することができています。

一方で、継続的な課題としましては、「人の育成」があります。

これまで8名のスタッフと縁があり、一緒に働いてくれましたが、その中で今は、3名のスタッフが在籍してくれています。

離職した5名のスタッフは、仕事の相性、人の相性、価値観の違いなど様々な離職の理由がありましたが、いつも思うのは、「もっとこのようにしてあげれば、あの人の力を十分に発揮できたかな。より自分らしく働くことができたかな。」と反省の繰り返しです。

色々な経験を経て、思うことは、大切なのは、自分と相手は似ているところはあっても、やはり違う人間で、自分にとっては良いと思えることでも、相手にとっては、そうでない場合もあるし、考え方も違いや、価値観の違いもあるので、それをどのように折り合いをつけて、1つのチームとして一緒にやっていくのかということなのかなと思います。

理想は、チームとして根本的な価値観は共有しながら、その上にそれぞれの個性を生かしたステージを作って、それぞれが自分らしく、楽しく働くことができたら最高だと思います。

また、もう1つ思うことは、人は自分の人生という旅を続けていて、会社という場所はその旅路の1つなのかなと思っています。

居心地よくて、自宅のような感覚で長いこと滞在してくれる人もいれば、居心地はよいけど、より自分らしい旅を目指して、外に出てチャレンジする人もいるでしょうし、結婚や出産、介護などを機に、旅の日程を調整したい人もいると思います。また、中には、一旦、違う旅路を選んだけど、やっぱり戻りたいという人もいるかもしれません。

そう考えると、「かかわる人をフィールソーグッド!にする」という理念を掲げている当社としては、それぞれの旅路がより充実したよいものになるように、サポート、支援をすることを心掛けていくべきだと思っています。

そのためには、それぞれの選択を尊重できるように、柔軟に対応できる適応力が必要だと感じています。

これからの1年は、そのあたりを意識して、よりよい会社を目指して、努力を積み重ねていきたいと思っています。

今後とも変わらぬご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。