ジュエリー・バイヤーズ・ダイアリー

2012年2月 7日

量稽古



何事も「質」を高めるためには、まず「量」が大事だと聞きます。



何か1つの芸を身に着けようとしたら、まずは、量稽古=数をこなすことが、王道のようです。



イチローは、バットコントロールの天才だといわれていますが、その背景には、幼少期より、誰よりも多くのバットを振ってきたという量稽古があります。



天才でさえ、そのような努力を積み重ねているのですから、普通の人は、もっと多くの量(時間)をこなす必要があるのかもしれないですね。



私も、「量稽古」ということを意識するように心がけていて、この業界でスタートしたばかりの頃は、オークション(市場)での商品の下見を「2倍」していました。



1回目に、全ての商品をチェックして、値段をつけて、さらにもう1回、見直しするようにしていました。



スタートしたばかりで、実力が他のバイヤーの方より劣っているのは、分かっていましたから、だったら時間は2倍かかったとしても、最低、他の人の2倍は商品を見ないと、到底勝負できないと思ったからです。



そして3年ぐらい量稽古を重ねて、ようやくある程度の力がついたように感じています。



とは言っても、この道、20年、30年の力の強いバイヤーの方達、またインド人バイヤーに比べたら、まだまだ力不足ですので、さらなる高みを目指して、これからも量稽古を重ねていこうと思います。


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